環境問題への関心が高まり、これまでのように大量生産、大量消費のライフスタイルにもストップをかける流れが起き始めています。
その一つが、この使い捨てのストロー廃止などそうです。
もしかしたら、これまで気にせず使っていたものがこれからどんどん禁止されていくような時代になるかもしれません。
その一方で、環境問題に技術力で対応していく新しい考え方に期待が集まります。
飲めるレジ袋
先日のブログでは、石灰石を応用して分解しやすいストローを開発しているベンチャー企業について書きました。
最近のニュースで、中国の企業が飲めるレジ袋を発明したそうです。
中国企業が水に溶ける「飲めるレジ袋」を発明―中国メディア – ライブドアニュース
ストローやレジ袋は、プラスチック製です。このプラスチックというのは軽く透明で丈夫で、とても便利な素材です。ただ、環境問題という意味ではとても都合の悪いものでもあります。燃やせば燃やすで有害物質もでますし、土に埋めても自然に分解されるまで400年もかかると言われています。そのため、このプラスチックに変わる新しい素材の開発が急がれます。
この飲めるレジ袋というのも、おもしろい発想ですね。レジ袋を使わず消費者が買い物袋を持ってくればいい!!という考え方もありますが、それはそれとしても、軽くて安いレジ袋というのはとても便利なもので捨てがたいですよね。
水溶性の高いレジ袋ということで、例えば雨降ってるときだったり、中に入れた飲み物の結露で濡れたらやばいんじゃないか、と思いましたが、記事によると溶ける温度の調整ができるようです。それなら大丈夫、なのでしょうか。
なんにせよ、こういった自然に悪影響の少ない素材が、これからどんどん注目されていくことでしょう。
食べる食器
そう考えていくと、食べることができる食器ってのもありなんでしょうね。そういえば、アイスクリームのコーンもまさに食べる食器ですよね!理にかなっているのかもしれませんね。
製菓の企業もこういった食べる食器の開発をしています。
愛知県,碧南市|株式会社 丸繁製菓
愛知県,碧南市でアイスコーンから食べれるトレーの製造・販売を行っています 株式会社 丸繁製菓
お祭りの屋台などでは、どうしても大量の使い捨て食器のごみが出てしまいますよね。こういった食器で提供して、全部食べてもらうのもゴミ問題対策にもいいかもしれません。これって、おせんべいみたいな味なんでしょうかね。
一時期は飲食店でもマイ箸を、なんて動きもありましたが、そこまで浸透しませんでしたね。たしかに環境問題対策という意味では、食器なども自分でもちあるいて、毎回洗うのが一番いいことかもしれません。しかし、不便さを伴う環境問題対策ってうまくいかないと思うんですよね。そういう意味で、こういった溶ける袋や食べる食器といった、新しい発想で環境問題に取り組む姿勢はとてもいいなと思っています。