資源には限りがあり、環境問題、環境保護については取り組まなければならないテーマです。
しかし、考え方はそれぞれです。なにが正解なのでしょう。
水資源を守るために紙皿、紙コップを
水資源が豊富な日本でも、気候によっては深刻な水不足になることもあります。以前は水不足が原因で、学校給食の食器を紙皿、紙コップにしていた時期があったそうです。
実はこういった考え方は海外でも同じようにあります。使い捨ての食器を家でもガンガン使ってガンガン捨てている理由の一つとしては、この水の節約もあるそうです。
水資源のために紙資源を捨てるのも妙ではありますが、何かを立てれば何かを犠牲にしなくてはならない、ということなのでしょうか。
世界はプラスチック規制へ
人間が作り出した物質の中でも、プラスチックはとにかく自然分解されにくい材質でもあります。規制に積極的なヨーロッパはこのプラスチックにも対策に乗り出していて、プラスチック製のストローや皿を禁止、もしくは再利用可能なものにするという方針を固めています。
それに合わせて、スターバックスも世界規模でストロー廃止へと動きました。
スタバ全世界の店舗、使い捨てストロー廃止へ(読売新聞) – Yahoo!ニュース
日本ではそれほど使い捨て食器に関して強い関心がないように思えますが、スタバを皮切りに多くの店舗でもこういった動きはあるかもしれません。
寒い季節ならストローなくてもそんな気にならないですけど、冷たい飲み物はストローなしで飲むのはちょっと大変そう。このあたり、どうなっていくのか気になるところです。
日本の技術力に注目が集まる
現実問題として、プラスチックなしに生きていくのはけっこう難しいことです。そうなると、環境への悪影響が少ないプラスチックに注目が集まりますが、そこで有利になるのが日本の技術力といわれています。
日本のベンチャーに、石灰石を利用してプラスチックのように使える物質を作る会社があります。プラスチック食器が禁止になり、じゃあすべてが紙などで代用するかというとそれも難しいことです。食器以外にもプラスチックは多くに使われており、今後のことを考えると、こういった新しい技術がプラスチックにとって代わる可能性もあります。今回のEUのプラスチック規制も、もしかしたらこういった会社にとってはステップアップの大きなチャンスなのかもしれません。
新しい技術が、気づかないうちに生活に浸透しているかもしれませんね。