QUESTIONより
やらなくてはいけないことを優先度順にリスト化することをよくしますがバンドマン彩雨さんはタスク管理はどうされてますか?子供の頃からちゃんとできてましたか?
今思えば、もしかしたらある程度子供の時からちゃんとできていたように思えます。小学校くらいはともかく、中学くらいからはけっこうタスク管理をしっかりやる方でしたね。
その背景には、いろんなことを詰め込みたくないという思いがあります。
夏休みの宿題とか、夏休み入る前に終わらせてゆっくり遊ぶ人も、遊びまくってから夏休みの最後に必死にやる人もいますよね。自分の場合はそれはどちらも嫌で、そんなきついこと、なんでわざわざやるんだろうと思ってました。
自分の場合は、夏休み中にやらなきゃいけないタスクを夏休みの日数で割って、その中で調整しながらやっていくタイプです。そうすると、毎日の負担はそんなに多くありませんので、遊ぶ時間も寝る時間もたくさん取れます。
周りの人間のタスクも意識できるか
要するに、どうやって日々の生活を楽に過ごせるかということを考えています。大学受験のころは、受験勉強なんて、夜7時以降は勉強しないという決めごとを作ってたくらいですからね。24時間勉強なんてできないじゃないですか。
実はこういう考え方は今でも生きていて、最近は夜8時以降はできるだけ仕事をしないようにと心がけています。若いころは毎日作業に追われてましたけど、ここ数年で考え方を変えています。昔みたいにツアー中にホテルで夜中まで作業とか、もうあまりやらなくなりました。それは仕事量が減っているのではなく、効率的になったということです。
宿題とか受験勉強みたいなタスクは、自分にだけ降りかかってくるものです。ですが大人になってそれが仕事になると、必ずしも自分だけで完結するものばかりではありません。
タスクにはゴールがあります。要するにそのゴールに向けてどうやって進めていくかというわけですが、自分の仕事が終わらないと他の人が仕事ができないということもありますし、逆に他の人が終わらないと自分の仕事ができないということもあります。最終的には集団でのタスククリアがゴール達成ですので、いかに周りの人間に仕事をさせるかを誘導できるかがカギになります。
これは周りの人間に「あれやれこれやれ」と指示することを意味するわけではありません。自分のタスクの中で、これがないと周りが仕事できないというタスクをどれだけ優先できるかが重要なのです。目の前の小さなタスクを見ながら、できるだけ大きくタスク全体を見渡せるかが大事です。みんなの作業待ちの状態を少しでも減らし、常にタスクが目の前にある状態にさせておけるかを導くことができるか、ということですね。
11月、12月は本格的なレコーディング期間となります。やることは山積みです。レコーディング日程は決まっているので、逆算しながら頭の中では完璧なスケジューリングができています。ニャンもビッキーもとても仕事が早いので、今のところプリプロ製作はおおむね頭の中のスケジュール通りに進んでいます!完成をお楽しみに!