音楽が好きな人でも意外と忘れがち!みんながスルーしがちな音の世界


サウンドスケープというものがあります。京都での授業でも取り上げているのですが、日本語にすると”音風景”というものです。

音というのは基本的には保存しにくいものです。風景など視覚的な情報は写真や動画撮影が発達する前の時代でも、絵などで残しておくことが可能です。音に関してはそれが難しく、音を残すというのは非常に難しいことなのです。楽譜に関しても、これまでの楽譜の発達によって音楽をきちんと再現することはできるようになりましたが、それでももちろん誰が弾いてもまったく同じになる楽譜はありません。

音が保存できるようになったのは、エジソンが蓄音機を発明してから。まだまだ100年ちょっとの話です。

音は忘れがち

音というのは保存しにくいものです。例えば明治、大正、昭和と昔の写真はたくさん残っていますが、音はそれほど残っていないですよね。当時のテレビや映画くらいで、日常的な音はあまりありません。みなさんも記憶をたどってほしいのですが、例えば子供の時のパーティや旅行で、撮った写真はあれど、なかなか録音ってしないですよね。

音については映像よりもちょっと忘れがちな存在でもあります。

しかし、視覚的な風景が日々変わっているのと同じように、音風景も日々変わっているものです。

そんな音の世界ですが、失われそうな音を記憶したサイトというのが詳細されている記事がありました。

懐かしくなる。失われそうな「音」を記憶したWEBサイト

こちらのサイトからそのウェブサイトへ行けますが、タイプライターといった現在ではあまり見かけない昔の機器や家電などの音を聴くことができます。

音のデジタルアーカイブを

Googleのストリートビューは、さらに容量を拡大すれば、今後好きな時代の街並みへと戻れるような仕組みも可能でしょう。50年もたてば、それこそ街のデジタルアーカイブです。

同じように、音もデジタルアーカイブで、いろんな時代の音を残しておくといいのかなと思います。音楽に関しては保存しようという動きはでても、なかなか通常の音については注意が向かないものです。それももしかしたら録音の歴史が浅いからなのかなとも思いますけどね。

サウンドスケープ、音、そして生活、そういうところへ注目していくと、また違うなにかが見えてくるかもしれません。

リアルアヤノ.メ vol.2開催

リアルアヤノ.メ vol.2の開催決定!2019年1月26日(土)、阿佐ヶ谷ロフトAにて。今回は来場者プレゼントも用意したいと思います。みなさまのご来場をお待ちしております!詳しくはこちらをご覧ください!

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