先月、猫と一緒に7か月間海を漂流した方が救助されたというニュースがありました。魚を釣って猫と分け合って食べながら命をつないだとのことです。
猫も無事救助されたとのことですが、7か月もということで、無事救助されてなによりでした。猫がいたことで、逆に精神状態を保てたというのもあったかもしれませんね。
ペットは飼い主を食べる
このニュースを見て猫はさすがに空腹でも食べなかったんだなー、なんて思った人も多いことでしょう。そこでちょっと思い出したのが、ペットは死んだ飼い主を食べるという現象についてでした。ずいぶん前にどこかで読んだなと思い検索したらでてきました。ナショナルジオグラフィックの記事です。
イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか
ペットを飼っている方にとってはショッキングな内容かもしれません。非常に興味深い内容です。
すぐそこに別のエサも置いてある状況で、なおかつ亡くなった直後からでもその傾向がみられるということで、空腹で食べるというわけでもないそうです。記事内には飼い主が動かなくなったことに対する不安からでる行動という記述もありますが、やはり死を認識できるのでしょうか。
人間は親しい人が死んでも食べようなどとは思わないですが、なにか別の供養観念があるのか、不思議なものです。
ペットブームな社会で
現在、空前のペットブームが起きていると言われています。ペット不可という物件が多くある中、3割以上の世帯でペットを飼っているという統計もあります。こういったペットを飼うという習慣ははるか昔からあり、縄文時代の遺跡から、当時の人間の暮らしでもペットを飼っていたのではないかという痕跡もあるそうです。
ペットを愛する方からすれば、死後ペットに食べられてしまうなんて想像もしたくないという方もいるでしょう。ただ、長い歴史の中で培ってきた人間とペットの関係も、まだまだわからないことがたくさんあります。そういうのも含めて、ペットと一緒に人生を歩んでいく気持ちを大切にペットを飼ってほしいなと思います。