QUESTIONより:見つけてあげるよ君だけのやる気スイッチ


QUESTIONより

彩雨さん、こんにちは。 わたしは今、会社で仕事中です。 でも、やることが多すぎてどうしてもヤル気が出ません。 彩雨さんのお仕事のヤル気はどうやって出していますか?


「やる気スイッチ君のはどこにあるんだろ 見つけてあげるよ君だけのやる気スイッチ」

なんて有名な歌もあります。このやる気、なかなか難しいものです。ちょっと精神論ですからね。

やる気なんて出ないさ。だって人間だもの。

まぁ人間ですからね。仕事だろーとか、そういう問題じゃないんですよ。ダメなときはダメさ。まぁ自分はどちらかというと、今日この日のこの時間までにここまで仕事をやらなくちゃと決めてやってます。一応フリーランス業ですしね。自分の場合は、まぁここまでやらないとバンドにも迷惑がかかる、というのがあるので、できる限り取りこぼしのないようにしているつもりです。

ただ、明らかに容量オーバーの仕事はしないです。要するに、まじで貫徹しないとダメなほどの作業量の仕事はしません。しないというのは、仕事を受けないという意味ではなく、そうならないように計算して日々仕事をしているということです。なので、毎日お酒を飲む時間も少しは作れてますし、毎日ぐっすり眠ってます。

でも、やる気なんてでないさ。だって人間だもの。

まぁ、それでもどうにもならないこともありますね。やる気なんて、そりゃ人間ですもの。出ないこともありますよ。さて、質問者さんの文章を読みますと「やることが多すぎて」とあります。いやあ、気持ちわかりますね。自分もそういう時、ありますよ。講義ではやる気が出る(仕事に集中できる)音楽という話もしてますが、なんかどうしようもないときもあります。

やる気スイッチ押せてないときって、二種類ありますよね。「やること多すぎて」やる気でないときと、「やることなさすぎて」やる気ないときです。

世の中不思議なもので、「やることない」ときって誰にでもあると思うんですよね。仕事してる人からみたらうらやましい限りなのですが。ただこのやることないときに「やること」を探すという使命があるのです。ただ、このときにやることを探す”やる気”が起きない、ということがあります。別に、そういう人がいい、悪いという話をしているわけではなく、やることないときに「やること」を探すやる気スイッチを押すのってけっこう大変なんですよね。ま、そういう時にやる気でないときは、ごろごろしてますよ。休むのも仕事ですから、やる気がないこと=悪ではないと思います。

で、もう一つ、「やること多すぎて」やる気でないときです。ありますよね、こういうこと。

世の中、急にやることが爆増することがあるのです。まぁ、これはどんな仕事でも多かれ少なかれ、あることでしょう。ただ、やることが多すぎると、逆に困っちゃいますよね。やることが多すぎてやる気が出ない。その解決方法は一つしかありません。やることを減らすことです。

やることを減らすには、やるしかありません。でもどうしてもやれないのであれば、二つの方法があります。

1.なにかをするのやめる

なにかをするのをやめるというのは、アリです。人に任せるのもいいでしょう。場合によっては後回しにできるものは後回しにするということもいいでしょう。仕事のトリアージです。「明日やろうは馬鹿野郎」みたいな言葉もありますが、この際、後日に回せるものは回しましょう。そうすると、とりあえず目の前のやることは減りますので、それを片付けていきましょう。仕事が一つ一つ片付いていくと、やる気が起きるものです。

2.なにかの達成度の目標値を下げる

これはとても重要なことです。いや、手抜き推奨とかじゃないですよ。たまにこういうこというと、あいつ手抜きしてるとか言われるから、嫌な世の中ですよね。でもね、この世の中、常に100%以上の力で仕事している人は、ほんの一握りです。ただ成功している人にそういう人がいて目立つせいで、そうしなきゃいけない雰囲気もあります。でもそんなことはありません。というか、それをしてもダメです。人間、壊れちゃいます。

大事なことは、8割くらいの仕事でもめっちゃ完成度が高いというスキルを手に入れることです。達成度を下げることでやらなきゃいけない仕事量が減っていきます。そしたらやる気がでてくることでしょう。そして余裕がでてきます。そしたら、もし達成度が足りないと思ったらそれに戻るでもいいじゃないですか。

とにかく、一番よくないことは、やる気ないまま、やれずにできない状態のまま終わってしまうことです。

でも、やっぱりやる気なんてでないさ。だって人間だもの。

それでもどうにもならないこともあります。人間ですから。もう気分転換するのがいいですね。今日は遊ぼう、明日はやろう、と自分の中で条件を決めることが一番です。ただ、この遊ぼうと思ったときにきちんと遊べる人じゃないと、これはできないです。遊ぶつもりが、なんか不完全燃焼で、余計ストレスためて、なんか仕事も身に入らない、みたいなこともあります。この現代社会、人間関係も複雑化して、遊ぶということも多様化しています。それであるがゆえ、切り替えが難しいこともあるのです。

なので、やはり日常とは違う場に行くのがいいでしょう。もうこの空間に行ってこれしたら、リセットだと決められるくらい、非日常的なことがいいですね。普段しないような運動をするのもいいでしょう。普段聞かないような爆音を聴くのもいいでしょう。普段出さないような大きな声を出すのもいいでしょう。普段とは違う人たちの中に身を置くのもいいでしょう。

おや、そんな場にぴったりな摩天楼オペラの全国ツアーが11月末より開始です!僕らが君のやる気スイッチを押してあげるよ。