スマホの持ち込みが小中学校で解禁へ!どんな問題点がある?


ついに小学校、中学校でも携帯電話解禁になるのでしょうか?

いや、そうではなく、一部制限解除、というニュアンスのようです。

でもそんなにうまくいくものなのかな。

大阪で携帯電話持ち込みが一部解除へ

公立の小学校、中学校では初めての試みかもしれません。

ですが、このあいまいな一部解除とはどういう意味でしょうか?

具体的に読み解いていきますと、災害時や防犯目的での携帯電話所持が認められるということです。学校ではもちろん使用禁止です。おそらく休み時間でも利用不可でしょう。

スマホは災害時や防犯時は非常に役に立つアイテムです。家庭や学校、警察とも連絡が取れますし、それ自体がGPSの役割を果たします。

公立の子供ですと電車通学はしないでしょうが、交通機関の履歴を親がチェックする機能もあります。

保管場所として、例えばロッカーなどに朝学校にいったらしまうとか、そういうことではないそうです。

各自、自分のカバンで保管する、というのがガイドラインにあります。普通に持っていてOKということです。

携帯OKの懸念点

利用不可とはいえ、持ち込みOKというのはとても大きな変化です。

ですが、もちろん懸念点もあります。

例えば、盗難や紛失などです。学校はよく盗難が起きますからね。スマホをなくしてしまう子供、盗まれてしまう子供もいるでしょう。

子供は残酷な生き物です。スマホを窓からブーメランのように投げられてしまう子もいるでしょう。

教科書は窓から投げられても読むことができますが、スマホですとどうでしょう。

学校に持ち込みOKということで、何かの機にスマホを子供に買い与えることになるでしょう。学校では利用禁止でも、家や下校途中はどうでしょう。そんなあれこれ規制をかけるわけにもいきません。

いつかは向き合わないといけない

自分が子供の頃は、そもそも携帯電話という存在がありませんでしたからね。

ですが、今は時代が違います。

子供とスマホの関係については、いつかは向き合わないといけない問題なのです。

今回大阪で認めたということで、おそらく多くの行政が注目していると思います。誰かが先陣を切ってくれなければはじまりませんからね。

思わぬ問題も起きてしまうかもしれません。きちんとフィードバックをして、いろいろ考えながら全国に発展できるといいかもしれません。