QUESTIONより:会社での完全ペーパーレス化がすぐに浸透しないのはなぜか


QUESTIONより

ペーパーレス化ということで、我が社にタブレットが導入されました。会議のとき資料を印刷する手間が省けてすごく助かってます。でも上司のオジサマ達は電子媒体だけだと不安なようで、会議後に資料をコピー機で印刷していて、なんだかなあ…という感じです。やはり完全なペーパーレス化というのは難しいのでしょうか?


なるほど、まぁ気持ちはわからないでもないですけどね。

なんだかんだで、紙というのは非常に便利なメディアです。

いまだに紙が便利な理由

紙がいかに優れた存在であるか、というのを以前ブログで書いたことがあります。

QUESTIONより:紙が最強のメディア媒体である5つの理由

5つのメリットに分けてまとめましたが、日常生活でも仕事でも、やはり紙はとても便利です。

自分自身は多くのものを電子化したいとは思っていますが、それでもじゃあ全てが紙になるかというと、未来においてもそうはならないかなと思っています。

仕事が完全にペーパーレスになるか

徐々に多くのことがペーパーレスも可能になっているのは事実です。

昔だったら、例えばライブのインビテーションなど、きっとハガキなどで案内を送り、ハガキで返送していたかもしれませんが、今はネット経由が当たり前です。出席、欠席をハガキで送るのは結婚式くらいじゃないですかね。でもこれは便利だから、というよりもはや風習です。

電車の切符や公演のチケットなどもペーパーレスの流れがあります。新聞や雑誌もそうですね。

音楽の機材でも取扱説明書は各社WEBで配信されています。機材の取扱説明書はどう考えても電子化されてたほうが便利です。毎日持ち歩くわけにはいきませんからね。

会議の資料、となるとどうでしょう。

電子化されているとキーワード検索できるといったメリットもあるんですが、いっぺんに多くの情報を得るといった柔軟性に関しては紙のほうがやはりメリットがあるようにも思えます。

職場のおじさまたちはタブレットが使えないから印刷するのではなく、仕事する上でそのほうが便利だから印刷する、ということもあるかもしれません。

まぁ電子化は印刷の手間がいらないとか、郵送がいらないとか、資源が無駄にならないとか、それ以外のメリットもあるので、まぁうまいところ折り合いをつけながら、ゆっくりと浸透していくのがいいのではないかと思います。