Huawei端末でAndroidやWindowsが使えなくなる可能性について その3


明日24日に新機種スマートフォンの発売を控えるHuaweiですが、新機種は多くの会社で取り扱いを延期にするという発表が相次いでいます。

P30シリーズの行方は

ドコモが専売するP30 ProはFeliCaを内蔵させるといった日本仕様になっています。

他の機種は中国国内でも使いまわしできるでしょうが、日本仕様のものを販売できなくなるというのは、大きな痛手になりますね。

ドコモ、ソフトバンク、auといった大手が販売延期を決めると、格安携帯の各社もそれに乗っかるような形で販売延期を決めています。

SIMフリー端末は普通に売られるようですが、さすがにキャリアとの抱き合わせ販売となりますと、ユーザーへのフォローができる自信もなかったのでしょう。

各社とも「懸念を払しょくできたら」みたいなニュアンスでコメントを出していますが、懸念が本当の意味で払しょくされるのははるか先の話です。

このアメリカと中国の問題はオバマ政権時代に火種があり、トランプ政権になってから段階的に推し進めている国策です。

そんな数週間待ったところでなにも変わりません。また、サイクルの速いスマホ業界ですので、なにか続報があったときには過去の機種となってしまいます。

個人的には、正直なところ事実上の販売停止に近いものととらえています。

Huaweiはセキュリティに関してはフォローできるとコメントしていますが、日本のユーザーが懸念しているのはなによりもGoogle Playストアが利用できるのかどうかということまで含めてですので、そこまですべてのユーザーに責任を持つのは難しいことです。

それにしてもドコモのP30 Proは、どうせ日本で売らないならSIMフリーに仕様変更して値段下げて売ったらけっこう売れそうな気もするんだけどなぁ。

Windowsの行方は

もう一つ気になっているのがWindowsの行方です。

マイクロソフトはHuaweiについてなにもコメントを出していませんが、WindowsストアからHuawei製品をこっそりと排除していました。

MicrosoftがHuawei製品を「なかったこと」に、公式発表は一切なし

これはしょうがないことです。

Huaweiは夏、秋にパソコンの新機種発表を控える可能性もありますね。

新OSはでるのか

多くの報道は噂話も多いので真偽はわかりませんが、記事によっては秋にも新OSを発表というものもありました。

アメリカ市場の開拓は絶望的な今、日本や韓国といったアジア市場から、新OSを携えてまずは中国国内の内需を高めるような方向へとシフトするような気もちょっとしています。

この米中の争いは、どうしたって現状でイニシアティブを握っているのはOSを世界で独占しているアメリカ側です。

現状は日本企業もアメリカ側に立ち、今後はHuawei離れも進むことになるかもしれません。

しかし、数十年後はまた別の話になるかもしれませんが。