ヤフオクとメルカリは、オークション制度かフリーマーケットかという大きな違いがあります。
それが理由なのかどうかわかりませんが、メルカリは1万円の商品を100円で売ってくれといった交渉などもしばしばみられるなど、いい意味でも悪い意味でもネットで話題になることがあります。
通勤ラッシュの自由席を売る
今話題になっているのが、通勤ラッシュの自由席を売る、というものです。
「通勤ラッシュの自由席」をメルカリで転売、まさかの発想に疑問の声 広報「禁止された出品物に当たる」(ねとらぼ) – Yahoo!ニュース
おそらくこの出品者がいつも乗る電車で、わざわざ場所を確保するのではなく、いつも座っている席ということなのでしょう。
どうせ座るならお金で譲れば、という面白い発想ではありますが、これはもちろんメルカリの禁止行為にあたるものです。
法律的にはどうなのかというと、このあたりは見解もわかれています。鉄道会社の規約のこともあるので、なんともいえませんね。たぶんギリでアウトです。
花見や行列に並ぶ代行のようなものもありますし、実はこういったビジネスは昔からも存在します。
ショバ代という言い方もありますが、この電車の座席に関しても同じような発想でしょうかね。
以前はマネーロンダリングも
2年ほど前のニュースですが、メルカリでカードの現金化というのも問題になりました。
当時のブログでも触れています。
現金5万円が59500円で売られていたなんて話もあります。
これ、ちょっと不思議な話ですけど、6万円近いお金を払っても、今すぐの5万円が必要な人がいるということです。
そこに目を付けたビジネスですね。
これは現金が売られるのは禁止となったものの、Suicaに5万円をチャージしたものを売るとか、お札を本に挟んで売るとか、いろいろなイタチごっこがありました。
クレジットカードの現金化は禁止されていますし、マネーロンダリングにもつながるリスクもあります。
メルカリは現代の闇市
ショバ代であったり、マネーロンダリングであったり、これまでの日本で存在していたことをそのままネットの世界で応用したものになっていますね。
今も昔も、それだけの需要があるということなのでしょう。
メルカリには現代の闇市のような側面がありますね。傍から見ているとこういうのも面白いんですけど、あまり度が過ぎますとメルカリというサービス自体にも影響が出てくるかもしれません。