2000万円足りない…!
先日、金融庁がまとめた報告書によると、今の年金システムですと、老後は2000万円の生活費が足りないそうです。
1世帯あたり2000万円ですからね。
いやいや…
ついに認めた?年金システムは限界
年金システムには限界があります。
二つの誤算がありました。
一つは想像以上に平均寿命が延びたこと。もう一つは想像以上に子供が減ったこと。
でも、このあたりは昔から言われていたことでもあります。
早い話が、年金システムは最初から崩壊していたのです。
それをいつ認めるか、どうやって認めるか、そういうことです。
昔のデータですが、若い世代ですと20代は2000万円の年金の払い損があるそうです。
払い損を前提に存在している年金システムに対し、金融庁は他の方法での資産運用を呼び掛けています。
まさに本末転倒です。年金払わないほうが、将来的に得であることを認めてしまっているようなものです。
投資はアリだけど
仮想通貨のブームも一服し、投資はハイリスクハイリターンというイメージだけが残りました。
こういったものは流行に波があるので、しばらく落ち着くでしょうが、また投資はブームになるでしょう。
昔と違うのは、今はもっと少額での投資ができるような制度が整えられていることです。
LINEも投資信託に参入するなど、仮想通貨とは違う形でもっとたくさんの人が気楽に投資ができるような文化になるでしょう。
正直なところ、将来的な物価も予想はできません。
貯金をしまくったとしても、物価が上がるのであればそれは要するに、マイナスになります。
投資は資産運用としてはアリではありますが、安全にとはいえリスクは伴いますし、どう広めていくかもまだまだ課題です。
年金はどうにかしないと
この年金ですが、意外と勘違いをされている人も多いです。
年金は若い世代からお金を集めて年寄りにばら撒くシステムです。
そのことから、少子高齢化社会になれば年金システムは無理があるとされています。
しかし、年金ですが、ただお金を集めてばら撒いているわけではありません。
集めたお金を投資し、増やしながらばら撒いているのです。
そのため、どれだけ少子高齢化になろうとも、投資がうまくいくのであれば問題ないわけです。
その資産運用は、年金積立金管理運用独立行政法人であるGPIFが行っています。
お金をどれだけ増やせたか、というのは毎回公表しています。
これによると、最新期はけっこうでかくマイナスになっています。これについては国内でも話題になっていまして、年金をいくら溶かした!みたいな感じで批判されていました。
とはいえ、まぁ全体を見れば、一応増えてますよね。てかこれみるとリーマンショックっていかにヤバかったんだなって感じです。
年金の運用がめっちゃうまくいくような世の中になれば、現在は払い損の年金も、やっぱり払っててよかった、みたいなことになる未来もあるのでしょうか。