携帯を途中解約をするときの違約金、けっこうかかりますよね。
機種変更のタイミングとか、この違約金がかからないタイミングを狙ってやる人も多いと思います。
しかし、その違約金ですが、上限を1000円とする方針を政府が固めました。
携帯を途中解約する際の「違約金」 政府が上限を1000円とする方針 – ライブドアニュース
これはユーザーにとってはとてもありがたい話ですね。
違約金が1000円に!これなら機種変更も怖くない?
そもそもなぜ違約金という制度があるのか。
これは当たり前ですが、ユーザーを抱え込むためのものです。
大手三社以外にも、多くの格安SIMの会社もライバルとなっており、違約金をかけることで、他社への乗り換えを精神的にしにくくさせるということです。
もう一つは、これによって最初の数ヶ月の間、月額使用料をぐっと安くさせるという手法も取ることができます。
最初の数ヶ月を安くして、その数ヶ月が終わって機種変更されてしまったら、携帯会社はたまったもんではありませんからね。
違約金がなくなったあとはどうなる?
違約金制度は、正当な競争をさせないという仕組みの一つでもあります。
そのため、近年総務省は携帯キャリアに厳しい措置をとっていますが、この違約金1000円というのはトドメにも近いようなことに思えます。
1000円くらいの違約金ですと、もはや違約金はないに等しいわけです。
もし1000円の違約金ですと、現行の料金プランですと、頻繁に乗り換えを続けたほうがトータルで安くなることは間違いありません。
しかし、それは各キャリアも対応せざるを得なく、秋以降、もしこの報道どおりに違約金が1000円になるのであれば、料金プランには多くの影響がでてきます。
今は携帯の端末代に通信料を上乗せすることができないようになり、違約金も課せられない、また総務省は通信料自体を下げたいという話もずっと前からいっていまっし、いったいこうなるとどこからお金を取ればいいものか…
ということで、秋以降の各キャリアの動きには注目したいですね。
楽天が本格参入するタイミングでもあります。5Gの稼働も直近に備え、難しい局面へ移行していきますね。