人間が生まれる以前、はるか太古の時代はどんなものだったでしょう。
恐竜がいて、人間がぽつんとそこにいたらとてもおっかなくて暮らしていけないような世界だったかもしれません。
すべてがデカい太古の時代
恐竜、デカいですよね。あんな大きな生物がいたというのはとてもイメージできません。
そんなのがそこら辺を動き回っていたわけです。
また、当時は虫や植物すらも今よりも大きかったといわれています。モンハンですからというほどの大きさの昆虫が昔は存在したことが化石などからわかっています。
つい先日は、ニュージーランドで巨大ペンギンの化石が見つかったというニュースもありました。なんと160センチもあったそうです。
人間に関してはむしろ栄養状態の向上もあり、徐々に大きくなっているといわれています。その一方で、巨人伝説は世界各地に残っており、実は昔は…なんて都市伝説もあります。
デカい理由は酸素にある
昔の生物がデカい理由は、酸素にあるといわれています。昔の大気は今よりも酸素濃度が高かったのです。このころは酸素がありすぎて、タイムマシンでうっかり訪れてしまったら、人間が生きていくことができないレベルの酸素濃度でした。
まぁ逆に言えば、そのころに人間がいれば今でいうところの巨人だったかもしれません。恐竜というとデカいですが、そのサイズにあわせて人間が巨大化していれば、そこまで驚異ではなかったのかも。家畜のような感覚で恐竜を育てて食べていたりして。
酸素濃度が高いとそれだけでエネルギーが高まるメリットはありますが、火が起きればたちまち広がってしまったり、二酸化炭素が少ないことで温室効果ガスが少なく、寒くなりやすいというデメリットもあります。
その結果、氷河期が来てしまうと一気に環境が激変してしまうリスクもありました。
酸素の多さは植物によるところも大きく、太古の時代も最終的には今くらいの酸素濃度になります。生物もそれに合わせて小型化していきます。恐竜も絶滅したのではなく、小型化し現代の鳥になっているという説があります。
もしかしたら、巨大隕石が落ちなくても、どのみち今のような世界になっていたかもしれませんね。