ちょうど今読んでいる漫画で「自白剤を利用しても構わん!!」みたいなセリフがでてきました。
普段だったら流して読んでしまうこのセリフですが、ちょっと引っかかったのです。
自白剤ってなんだ。
映画や漫画では単語としてはよく出てくるものです。そんな薬で極秘情報を引き出せるのであれば、痛めつける拷問なんてしないで、薬飲ませて終わりにしてしまえばお互い楽じゃないですか。
最初から使えよ!ともちょっと思ったわけですが、そもそも自白剤って存在するんでしょうか。
真実の血清
自白剤って、調べてみると情報が少ないですね。
自白剤って、飲むと秘密をどんどん口にしてしまうようなドラえもんの道具のようなものではありませんでした。早い話が、めっちゃ酒に酔ってるときに、気持ちよくなって内緒の話や裏話を簡単に口にしてしまうやついるじゃないですか。自白剤って、要するにそんなことらしいです。
秘密を守るためには理性が必要です。その理性を狂わせてしまうことが目的であり、取り出したい情報をピンポイントで抜き取ることができるようなものではなさそうです。
アルコールではなく、薬物を使います。「真実の血清」ともいわれ、ナチスドイツも研究、実験をしていたようですね。
倫理的な面もありますが、そもそも正しい情報かどうかの確証にも乏しいという点からも、実際は自白剤というのはめったに使われることはないそうです。Wikipediaにはアルコールやコーヒーも自白剤に使えるとありましたが、いったいどのように使うのでしょうか。コーヒーとかとくに。
嘘を見抜くテクノロジー
こちらは実際にも捜査でも使われる、うそ発見器の話です。体にあらゆる測定器をとりつけ、口では嘘を言っていたとしても、体は嘘がつけない、というやつです。
質問にはすべて「NO」と答えろ、といって針が動くシーンをテレビなどで見たことがある人は多いでしょう。
精度はそれなりにあるようですが、それでももちろん確実ではないですし、訓練によって結果を変えることも不可能ではないそうです。
脳指紋法という、新しい嘘を見抜く技術も生まれています。脳波を使ったうそ発見器のようなものです。
脳波を測定しながら大量の写真を見せ、その反応を探るわけですね。汗だったり血圧、心拍数といった生理現象を測定するうそ発見器よりも精度が高いともいわれています。その一方で、歯ぎしりなどちょっとしたこともノイズとして出てしまうようで、難しいみたいですね。
まぁこういうの、いろいろ登場してくるんでしょうね!