Huawei問題、アメリカが一時はやや態度が軟化したかのように見えたところもありましたが、やはり現在も引きずっています。
この夏にHuaweiはあらたなOSとして、Harmony OSを発表しました。
なぜ独自OSの開発に躍起になっているかというと、アメリカ企業が中国企業との取引ができないようなお達しをアメリカ政府が行っているからです。
つまり、Android、Windowsなど、アメリカが開発しているものは全て中国企業の製品で使えなくなる恐れがあるのです。
Huaweiの新型はGoogleなし
そういったところで、今後のHuawei製品についての動向に注目があつまっています。
HuaweiのP30モデルも、発売当初は二の足を踏んでいた日本企業も、現在は多くの企業が販売するようになりました。
しかし先日の報道では、Huaweiの新型機はGoogle関連のソフトウェアが搭載されないことが報じられています。
こうなってくると、さすがに日本のキャリアも今後はHuaweiの販売には慎重にならざるを得なくなるでしょう。
Googleなしの痛さ
Andoridは実はオープンソースといって、自由に誰でも使っていいOSとなっています。
なので、Googleに属するものであれど、今後中国企業が使うこと自体は問題ありません。
ですが、Androidは毎年バージョンアップしています。これはオープンソースにしてあるものは別なので、無料公開されているものを各企業が自分たちなりにカスタマイズして使う、という形に落ち着くでしょう。
Google MapやYouTubeも、アプリはインストールできずとも、極端な話ではブラウザアクセスすれば普通に使えます。AmazonがGoogleを締め出したときも、YouTubeはブラウザアクセスの形で、まるでアプリを使うような感覚で利用できるサービスが登場しました。
ユーザーとしてはそれ自体はそこまででの影響はないかもしれません。
ですが、一番の痛手はGoogle Playストアです。これがなければ、多くのアプリをインストールすることができません。
いまやスマホはそのアプリの多さが売りの一つですので、みんなが使っているアプリをインストールできないスマホは、なかなか売り出しにくいところもあるでしょうね。
もっとも、AndroidはGoogle Playストアではない方法でもインストールできますし、無理やりGoogle Playストアを入れてしまう方法もあるというカスタマイズ性もまた売りではあるので、少し知識があればそういうこともできてしまうわけではありますが。
これから次々に続報がくるでしょうが、この秋は各スマホメーカーも新製品が次々と登場するタイミングですので、動きが気になるところです。