QUESTIONより:情報社会の次にくる「超スマート社会」、Society5.0とはどんな世界?


QUESTIONより

狩猟社会を”society1.0″として、情報社会の次に来たるのが「超スマート社会」「創造社会」なる”society5.0″というものらしいです。 あまり聞きなれない言葉ですが、どういうものなのでしょうか。


たしかにあまり聞きなれない言葉ですね。少し調べてみました。

Society1.0からSociety5.0までありますが、これらは内閣府が提示している言葉です。

1が狩猟社会、2が農耕社会、3が工業社会と時代が進み、現在は4の情報社会と位置付けられています。

Society5.0とは

Society5.0というのは、「超スマート社会」と位置付けられていますが、なかなかなんのことだかわかりにくい言葉ですね。

内閣府のページには、例えばドローンが配送してくれるとか、家庭内のAIがなんかしてくれるとかありますけど、どうにもそれはあくまで今の社会の延長のようにも思えます。

現在だってドローンは飛びますし、自動運転だって開発中ですし、それとはなにかが違うのでしょうか?

個人的には内閣府が作った専門ページよりも、内閣府の中にあるページのほうがわかりやすいなと思ったのですが、用語解説をしながら考えてみようと思います。

このブログでもなんどか登場している言葉ですが、次の時代を象徴する言葉として「IoT」「ビッグデータ」「AI」があります。

IoTというのはInternet of Thingsの頭文字をとったもので、すべてのものがインターネットにつながるということを意味しています。IPアドレス枯渇が話題になった20年くらい前からいわれていたことです。

現在も自動車や時計などもスマホを通してつながるようになっていますが、5Gの普及とともにIoTは一気に進むことが予想されます。

ビッグデータは一人の行動のデータを知ることには意味がなくとも、それが数千、数万、数億と膨れ上がっていくことによっていろいろなことがわかるということです。今は昔と違って人の動向はスマホで全部チェックできます。そういったデータが蓄積されることで、そういったビッグデータを使い予測などに活かせることができます。

人間行動だけではなく、気候変動などにも多くのデータを収集、解析することで明らかになることもあるでしょう。こうしたデータ解析は高性能のコンピュータの普及や開発と合わせて進んでいきます。

AIは言わずもがな、人工知能です。

すべてがつながる社会

この解釈が正しいのかどうかわかりませんが、このSociety4.0とSociety5.0の違いは、社会のつながり方にあるのかなと思います。

テクノロジー的には現在に登場したものでも、今は各々が個別につながりたいところ同士がつながるようなイメージかなと思います。

おそらく次の時代は、各々が一つのところを介してつながるようなイメージで、その一つのところがAIやビッグデータを駆使し、社会の安定へとつなげていくのかなというところですね。

IoTによってつながった社会が、大量のビッグデータを解析し、AIが無駄なく安全に社会を運営するわけです。

って、自分で書いててそんなSF映画みたいなことあるかいと思いましたが…

ただ、こういったことって今みたいにそれぞれの企業だったりがバラバラでやるより、どこかがぐっと力をいれて一括管理したほうが面白いことができるのはなんかわかります。

そういった意味でも中国は先見の明がありそうな感じもしますが、日本ではどうでしょうね。