人はなぜ悪夢を見るのか?


人はなぜ悪夢を見るのか。みなさんは悪夢を見ることはありますか?

自分はどうかというと、それがけっこう見るんですよね。

悪夢といっても、なにも殺されるとかそういう残酷なものはどちらかというと少なく、車のブレーキが利かないとか、だれかにののしられるとか、そういうジワジワくる系の悪夢が多いです。

悪夢は必要?

どうせなら楽しくていい夢を見たいものです。しかし、いい夢はあまり見ません。

悪夢のほうが覚えているから、ということもあるでしょう。いい夢は見てもすぐ忘れてしまうものなのかもしれません。

この悪夢についてですが、これは現実の世界で起こる悲惨な出来事への予行練習をしている、という考え方もあるそうです。

悪夢を見ることによって人は現実の恐怖に強くなることが判明

これに似た面白い話に、テストで落第する夢や試験終了時に白紙だったという夢を見る学生は多いかもしれませんが、こういった夢を見たグループと見てないグループで分けて実験したところ、見たグループのほうが成績が良かった、という話を聞いたことがあります。

最悪な事態のための予行練習ということで、悪夢もあながち不必要なものでもないのかもしれません。

それでもいい夢を見たい

夢の中で自由に動き回ることができる、明晰夢というものもあります。

このモードに入ったときは、嫌な思いをしなくて済みます。自分もたまにこれができるんですが、夢の中で夢だと疑うとこのモードに入ることができます。

しかしそんな都合よくできるわけでもありません。

夢というのはやはり現実世界の記憶の整理をするようなプロセスのようで、寝る直前に考えたことや、寝る直前に得た情報が反映されることも多いです。

そのため、テレビなんかの影響は受けやすいということです。白黒テレビの時代は、なんと夢まで白黒が多かったという統計もあるようです。

ストレスや心配事などを抱えて寝ると、それがそのまま夢に反映されるというわけです。 なので寝るときはすっきり穏やかな気持ちで寝ましょう…といっても、この現代社会、そんな都合よく生きることもできないわけです。

せめて楽しい夢を見てストレスを発散させたいものですが…堂々巡りですね。