花粉症と口裂け女


めっちゃ花粉症真っ只中です。ここ5年くらい、秋になると花粉症がひどくなるんですよね。いったい何に反応していることやら。鼻水だけじゃなく、咳もけっこう出るんですよね。なんか咳のしすぎでなんとなく風邪ひいてるやつみたいに思われてそうですが、風邪ではないです。

花粉症は公害であり人災である

花粉症っていったって、花粉は自然のもの。仕方ないじゃない…って思ってる人、多いんじゃないでしょうか?最近は、花粉症は人工的に作られた公害であるという考え方が一般的です。そもそも昔はこんなに花粉症の人はいませんでした。それはなぜでしょうか。理由は、簡単です。昔はこんなに杉がなかったからです。

1960年、70年ごろ。高度経済成長期、日本が右肩上がりで成長した時期があります。そのとき、とにかく木を伐りまくりました。そして代わりに植えたのが、スギでありヒノキです。花粉症でみなさんが苦しむ花粉といえばスギやヒノキですが、まさにそれですね。1960年代にアレルギーによる目や鼻の異常を訴える人が増え、その後1964年に「栃木県日光地方におけるスギ花粉症 Japanese Cedar Pollinosis の発見」という論文が公表され、花粉症という言葉がその後徐々に定着するようになりました。

なぜスギやヒノキを植えたのでしょうか?なぜなら、スギやヒノキは成長が早く、さらにまっすぐに伸びます。そのため、建築資材として使い勝手がいいからとされています。花粉症の人に言わせてみればスギやヒノキは邪悪な存在かもしれないですが、針葉樹林は年間を通して葉っぱがあるので、常に光合成をし、二酸化炭素を酸素に変えるという意味で、地球温暖化対策にも一役かっているなんて話もあります。

政府もついに動く?花粉症対策はどうなる!

古い記事ですが、政府も花粉症対策に乗り出しているようです。

安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、自らも花粉症に悩まされていることを告白した上で「来年度から発生源のスギの伐採と同時に、花粉の少ない苗木への植え替えを支援…

情報源: 【参院予算委】安倍首相、花粉症撲滅を宣言 自らも花粉症「話をするだけで目がかゆくなる」 – 産経ニュース

また、今回の選挙でも希望の党が花粉症ゼロを公約に掲げていました。実現可能かどうかで、またあらゆる意見があるようです。

『写真:AFLO』 10月6日、「希望の党」の代表である小池百合子東京都知事が、衆院選における公約を発表した。 小池代表は「公約は国家の安全保障と社会保障の2つ大きな柱を持つ」とし、「今まで他の党ができなかったこと。ある意味タブーに挑戦するような気持ちで、思い

情報源: 小池百合子の「花粉症ゼロ」実現コストは最低でも700億円

実際のところ、花粉をどうにかすることなんてできるのでしょうか…。

口裂け女とのつながりも?

口裂け女って、みなさんご存じですよね。

「ねぇ、私キレイ?」

というやつです。

口裂け女は1970年代後半から1980年代前半にかけて、日本中で流布された都市伝説です。さて、これらの時代は先述の通り、花粉症で苦しむ人が増えだした時代ですね。今では多くの人がマスクをしていますし、マスクを着けている姿はもう誰もが見慣れ、違和感を感じることはなくなりました。しかし昔は違います。本来、マスクを着けてる人は風邪を引いた人くらいだったでしょう。それが、町中の人がみんなマスクをつけるようになります。マスクは顔が隠れるもので、顔を隠して歩いている人が多いこと、それを違和感と感じ、怖いと思う人が増えました。その違和感、怖さから口裂け女が生まれた、という説があります。口裂け女といえばマスクですからね。

口裂け女にはいろいろな説があり、どれもおもしろいのですが、それはまた何かの機会で。

 

まだまだ花粉症がつらい時期ですが、たぶんもう少しで落ち着くかなと思います。インストアイベントのとき鼻水ずるずるだったらごめんなさいね(笑)