どれだけ遠い?今日は冥王星が発見されて90年!


太陽系の惑星、みなさんは全部言えますか?

僕らの世代だと太陽系の惑星は9個と習いました。

水星、金星、地球、火星、木製、土星、天王星、海王星、そして冥王星です。

冥王星が発見されて90年

そんな冥王星ですが、実は今日の2月18日で冥王星が発見されて90年となります。

太陽系は土星までは遥か昔からその存在は明らかになっていました。もっとも土星に輪があることが発見されたのはガリレオ・ガリレイではありますが。

肉眼で見ることができる星として、金星や火星は確認できますが、土星を肉眼でみるというのはなかなか難しいようにも思えますが、肉眼でも見ることができる惑星です。

その後科学が進歩して、いろいろなことがわかるようになってきます。1700年代後半には天王星が、1800年代半ばには海王星があることがわかります。そして冥王星が1930年に存在が明らかになるのでした。肉眼で見ることはとてもできないほどの明るさで、地球からかなり離れたところにありますが、なんと月よりも小さな星なのです。

ちなみに海王星と冥王星の位置関係は入れ替わることがあり、1979年に冥王星、海王星の順番となりました。その後1999年に再び海王星、冥王星の順番となり、今に至ります。次に順番が入れ替わるのは数百年後のようです。

地球からの距離はなんと48億km…と聞くと、どうでしょう。日本人が全員でフルマラソンの距離を駅伝したら到達するくらいですかね。

惑星じゃなかった冥王星

そんな冥王星ですが、正確には惑星ではなく準惑星ということになっています。

そのため、太陽系の惑星は8個というのが現在の考え方となり、昔と変わっています。

惑星も準惑星も自分の重力だけで球体を維持できるかというところが基準ではありますが、「自分の軌道周囲から他の天体を一掃している」ということが大事なようで、その点で冥王星が惑星ではなくなってしまいました。それが2006年頃の話です。

しかしまだまだ継続してこのあたりの研究や議論が進められており、もしかしたら再び惑星になることも!?

太陽系で新発見の惑星は出てくる?

今のところ100年おきくらいに太陽系の惑星が発見されています。それができるのも科学技術の進化によるものです。

今や遥か遠い宇宙のこともわかるようになってきていますし、太陽系の惑星が増えることもあるのでしょうか?

準惑星は次々と発見されていますが、今のところ9個目の惑星は発見されていません。

ですが、学者の中には9個目の惑星「プラネット・ナイン」の存在を提唱する人もいます。

太陽系外縁天体といって、冥王星があるような遠い場所のことはまだまだわからないこともたくさんあります。これから先、なにか新発見があることもあるでしょう。また惑星と準惑星の定義の仕方によってもこのあたりは変わってくるでしょうね。