リモートワークと時差通勤が標準に?コロナウイルスの影響は多岐に及ぶ


この一週間でコロナウイルスについての報道もさらに過熱しています。2月半ばくらいまではあまりなかったイベント自粛についても、ビジネス系や行政のものを中心としながら少しずつ広がってきているように感じます。

音楽イベントでもちらほらと中止になっているところもありますが、来週になるとまたこの状況もより加速していくのかなと思います。

注目されるリモートワークと時差通勤

リモートワークというのは、テレワークという呼ばれ方もします。

インターネットを使って、自宅ないし自分の好きな作業スペースで仕事を行うことを言います。

すべての職種がリモートワークができるわけではありません。飲食店や接客業は物理的にリモートワークは不可能です。

ですが、できる職種もあります。IT関連企業や一般的なオフィスワークの多くはリモートワークを導入した会社も多く、中国では教育分野でもリモート化を進めているそうです。

満員電車を避け感染のリスクを抑えるために導入されている時差通勤に関しても、今回のコロナウイルスとは関係なしに、自分の好きな時間で働くというフレキシブルな勤務形態というのを導入している会社は多いです。中には朝の6時や7時から出社し、夕方以降の時間を効率的に使うこともできますし、逆に朝はゆっくりと起きて昼から夜遅くまで働く、というスタイルにもできます。

子育てや介護との併用であったり、副業促進の意味もありますし、自分の趣味などに時間を割くこともできますし、こういった働く場所、働く時間の柔軟さというのはなにかと求められる時代となっていました。

このタイミングでのコロナウイルスの件でしたので、これを機にこういった労働時間の柔軟さというのはさらに注目されていくことになるでしょう。GMOは真っ先にリモートワークを導入しましたが、SNSで業績は落ちていないと発表していますし、コロナウイルスの件が落ち着いてからもこういった勤務スタイルを推奨していく動きは続くかもしれません。

奇しくも、コロナウイルスがこれからの日本の働き方改革の促進を促す可能性もあります。

イベントの多い3月

イベントに関しては、どうしても人が集まらないと成立しないものが多いです。3月は多くのイベントが行われますが、影響は避けられないでしょう。

スポーツイベントも場合によっては時期をずらす可能性もあるようで、東京オリンピック期間中に中断ができない可能性も出てきました。

今のところ政府はイベント自粛の要請をだしているわけではないですが、世間的な見え方の観点からも、堂々と胸を張ってイベントを開催するのは難しくなってきているように思えます。やるにしてもやらないにしても、各社苦しい判断をしなくてはならないでしょう。

影響は多岐に及ぶ

中国は多くのことがストップしている状態です。これは中国だから大丈夫というわけではなく、中国が止まるということは世界が止まるということにもつながりかねません。

日本でもアニメ放映に関してスケジューリングに影響がでています。今シーズンだけではなく、春アニメにも影響は及ぶでしょう。iPhoneの生産にも影響があるといわれていますが、iPhoneだけではなく多くのスマホ新機種にも影響があるかもしれません。

長期化すると、これから先おもわぬところにも影響がでるかもしれません。