今日は楽天モバイルの料金プランが発表になりました。
楽天モバイルについては以前より何度も触れている話題ではありますが、この料金次第によって業界の構図を変える影響があるわけで、この料金発表についてはとても注目していました。
発表内容、総まとめ
簡単に今回の発表をまとめると、こんな感じ。
・料金プランに選択肢はなし、ひとつのみ。(世界初だそう)
・楽天モバイル回線に限り、無制限で利用可能。
・ローミングエリアは月2GBまで。
・月額2980円、先着(?)300万人は1年間無料
一つずつ詳しく見ていきましょう。
ワンプラン、わかりやすい
選択肢がないワンプランというのは、とてもいいアイデアです。
料金体系がわかりにくいというか、あえてわかりにくくさせているというのも狙いだったんだとは思いますけど、いろいろオプションやプランの選択肢があり、消費者は詳しくない人だとどれに入ればいいのかわかりませんよね。
それで店員さんのおすすめに入るわけですが、店員さんもノルマがあるのでめちゃくちゃなプランを提示することもあります。
日本の携帯電話がだめになっていった理由のひとつがこれだと思ってます。
今回はプランはひとつだけですし、どうやら割引などもないようです。オプションについてもなさそうで、これだと店員さんもお客さんもわかりやすいですよね。
これは評価できるポイントです。
楽天モバイル回線は無制限で利用可能
楽天モバイル回線は無制限で利用可能になります。
5G時代はギガ死という概念がなくなるという話は以前もブログでしたことがありますが、将来を見据えて無制限プラン一択でいどんできましたね。
というか、普通に使ったところで、1日10Gとか100Gとか使おうとするのも難しいですよね。無制限プランはありだと思いますし、評価したいと思います。
個人的には100GBまで無料でいくと思ってましたので。
電話もアプリ使えば無料みたいで、いい感じです。
注意すべきは、楽天以外の回線のとき、わかりにくい!
しかしながら、楽天モバイル回線以外は月2GBまでしか使えません。それ以降は128kbpsとなり、かなり低速です。
この楽天回線かどうかというのは、スマホを見ただけではわかりません。専門のアプリを使えばわかりますが、一般人はそんなことしませんよね。
都心部でも大きな施設の地下や地下鉄などはローミング地域もあるようで、普通に使ってたらうっかり通信制限が、なんてことも予想できます。
スマホを見ただけでローミングかどうかわかる仕組みがあればいいのですが。
これに関しては、実は楽天モバイルはローミングした場合、auに相当な金額を払わなければならないという決まり事があります。個人的にもそこをどう乗り越えていくのか気になっていたところでしたが、結果的に会社が負担するのではなく、ユーザーに負担させることで落ち着きました。
ここはマイナスポイントではありますが、仕方のないことです。
全国ツアー中はとくに気をつけなければなりません。というか、ツアー中は2GBじゃたりなさそうですね。
リーク通りの金額、2980円
日経の記事、合ってましたね。月2980円ということでした。
この金額で使い放題はかなり安いと思います。他社の大容量プランも少し金額をいじってくるかもしれません。
とはいえあくまで楽天回線のみということで、使い放題できる地域は限られます。
先述の通り、スマホをみただけでローミングかどうか判別できないというのがとても微妙なところで、自分自身も数ヶ月使って多くのエリアで電波がつかめていますが、それがローミングなのかどうかわからないというのが致命的です。実際はローミングで、全然使えないじゃん、みたいなことにならないかは心配です。
ちなみに先着300万人は1年間無料だそうです。先着かどうかはわかりませんが、記者会見の様子を見る限りたぶん先着です。
300万人って微妙なところで、そんなに一気に申し込みがあるとは思えませんが、自分自身もメイン回線を楽天に変えようかと思いましたが、やっぱり今のように1年間はサブ回線にするかどうかちょっと悩んでいます。
おまけ:Rakuten Casaはいい感じ
記者発表の中でもRakuten Casaについてありました。あまり話題になってないですが、電波の悪い地下などで店舗が導入すれば、一気に使える範囲が広がる可能性もあります。
詳しい情報はでてないですが、このRakuten Casaを格安で、というか店舗とかは無料でばらまくくらいやれば、公開されている通信エリアマップではよくわからない地下など細かい通信不可エリアもカバーできるでしょう。
実際のところ、やはり電波が届かないところはかなりあります。
今この記事を書いている地下にあるHUBも圏外です。WiFiがあるので構いませんが。
ぶっちゃけ微妙?
大手キャリアと肩を並べるにはまだ時間がかかりそうですが、しっかりと差別化をする発表内容で、個人的には評価をしたいです。
まぁ正直なところ、この無料サポートプログラムを、楽天回線以外を切る形で1年間延長するようなものです。この1年間でどれだけエリアを広められるかが勝負ですね。