ゲーム機の歴史は、京都情報大学院大学での講義でも結構長い時間かけて扱うテーマです。
ゲームは多くのテクノロジーが詰まってますし、ライフスタイルへの影響も多いですし、なかなか興味深いテーマなんですよね。まぁ自分自身も幼少期からやってますし、学生もゲームが好きな世代というところでお互いにイメージが共有しやすいものということもありますが。
プレステ2から20年
そんな今日、3月4日は、なんとプレイステーション2が発売して20周年の節目となります。
20年もたつのか、というとすさまじい時間の流れを感じますね。
実は自分自身は20年前はちょうどそこまでゲームをやってなかった時代でありまして、あのFF10も発売して数年経ってからやっているという経緯もあります。
なのでPS2はリアルタイムというよりかは、やや遅れてその後継機を持っていました。たしか薄型になっていたはず。
PS2はPS1と互換性があったというのもよかったですね。
プレステ2がいかにすごかったか
プレステ2はもちろんゲーム機としての性能は当時としては抜群だったのですが、他にもいくつか現在にもつながる大きな貢献をしています。
その一つがネットワーク対応であること、もう一つはDVD搭載です。
ネットワーク対応ですが、自分自身はPS2をネットにつなげてはいませんでした。当時としてはまだネットワーク対応のゲームも少なかったですし、ゲームソフトも今のようにDLで買う時代でもありませんでした。
ただ、FF11などネットワーク対応のソフトも登場し、現代にもつながるような橋渡しをしてくれた役目もありました。
もう一つのDVDについてですが、これはかなり大きいことです。2000年当時はまさにVHSのビデオからDVDへ世の中が切り替わろうとしていた時代です。DVDプレイヤーの商用化は1996年にスタートし、まさに家庭用もDVDメディアがどこまで進出できるかという時代でした。そこでVHSにとどめを刺した要因がプレステ2ともいわれています。プレステ2はゲーム機の普及と合わせて、DVDプレイヤーの普及も行ったわけです。
このころから、DVDなどの映像作品を専用の機器で見るのではなく、ゲーム機で見るというスタイルが定着するようになりました。今でもブルーレイをPS3などで見る人も多いでしょうが、ゲーム機により多くの役割がでてきたということですね。
今はゲーム機で映像コンテンツを見たり、スマホでゲームをしたりと、一つ一つが多くの役割を担うのは当然のことですが、プレステ2を皮切りに時代は変わっていくことになるのです。
次はプレステ5へ
そんなプレステですが、年内にはPS5がでるといわれています。コロナのこともありもしかしたら生産などにも影響があるかもしれませんが、どうでしょうね。
20年たってもゲーム機の最先端を行くSONYもすごいですが、これからどんな進化を遂げるのか、気になるところですね。