QUESTIONより:彩雨さんのレコーディングデータ管理法


QUESTIONより

あやめさんこんばんは。 とあるアーティストさんで仮歌が「耳毛鼻毛」という歌詞だったや仮タイトルが「桃太郎」なんてのを聞いたのですがオペラさんもそんなことをしてるのでしょうか?


そうですね、まぁありますよ。

今回、5曲のレコーディングをしていますが、全てに仮タイトルはあります。

摩天楼オペラの仮タイトル

とはいえ全部が変な仮タイトルがつくわけではなく、作曲者名や曲調を仮タイトルにする事が多いです。その一方で、全然関係ないタイトルがつくこともあります。

これまでの楽曲もそうで、レコーディング開始時は正式タイトルが決定されてないこともあり、フォルダ名やファイル名は全部その仮タイトルで進めます。そのため、数年後にレコーディングデータを引っ張り出す必要があるとき、一体どの曲がそれなんだろう、と思うこともしばしば。

まぁそんなもんです。

ファイル名の管理法

せっかくなので、自分のやっているレコーディングに関するファイル名の管理法を紹介します。

仕事で多くのファイルを扱いますので、データ保持についてはうまくやらないととんでもないことになります。

音楽データに関しては過去のものが必要になるケースもありますので、毎回日付を入れるようにしています。

HumanDignityシンセデータ

みたいなやつでやっていくとどんどん上書き保存されてしまい、あの日のあれに戻したい、ということもあります。

ですから

HumanDignityシンセデータ – 0326

みたいに日付をいれて、どんどん蓄積するようにしています。うっかり全部消して上書き保存しちゃったら、もうもとには戻りませんしね。

もちろんCubaseの自動バックアップもあるんですけど、ファイル名の管理は癖として徹底しています。

ファイル名はマナー

大量のWAVデータやMP3データのやり取りをメンバー、スタッフ間で行いますが、基本的にはタイトルと日付は絶対にいれます。

メンバー以外の音楽関係者とデータのやり取りをすることもありますが、これはマナーとして、売れている人ほどこういうのはちゃんとしているイメージがあります。

今はなにかとネットでデータのやり取りをするのは珍しいことではないので、ちゃんとわかりやすいタイトルを付けるように意識しなければなりません。

日本語はNG?

特殊な記号はできるだけ使わないほうがいいです。文字化けの原因にもなりますし、OSのバージョンが違うと開けなくなるケースもあります。

また、ファイル名に日本語を使うのはNGとする人もいます。

というのも、Macで日本語を扱ってそれを圧縮してWindowsで開くと文字化けしてしまうんですよね。文字化けしない方法もあるんですけど。

こういったことを防ぐには解凍方法を変えるというのもありますが、そもそもファイル名に日本語を使わないというのもマナーかもしれません。

ですが、自分はそこまで日本語については気にしてないんです。

バンド名から日本語ですしね。

とはいえ、これも一つの考え方ということで、気になる人は英語管理がいいかもしれないですね。