実は東京も?意外と知られてない、オリンピックの中止&延期の前例一覧


昨日のボイスアヤノ.メで東京オリンピックについても触れましたが、少なくとも自分もみなさんも感じている通り、通常開催はかなり厳しい状態かなと思います。

断念なら延期が濃厚か

ここから先は憶測で多くの記事が飛び交うことでしょうが、どうなるかなどまだだれにもわかりません。

とはいえ、この3月中に世界中の感染者がゼロになるような奇跡でも起きない限り、通常開催はかなり厳しいなと思っています。

というのも、現実的に7月末の段階でもしコロナウイルスの封じ込めに完全に日本が成功したとしても、やはりこの時期にそういうことがあった状態で、なおかつ自分たちの国ですらそういうことになっている状態で、世界中から多くの人が集まるイベントなんてやっていいの?というモードになるからです。

そうなってくると選択肢は中止か、延期か、無観客か、代替地かとなります。

そういった選択肢の中、代替地は現状だと世界のどこも同じですのでないかなとも思い、現実的に考えると延期か無観客かなと思っています。以前は無観客を検討という報道もありましたが、昨日は延期の可能性について触れる報道もありました。

中止もあり得るかもしれません。もし今が第三次世界大戦だったら中止だったかもしれません。とはいえ今は昔以上にオリンピックが巨大化していることや、日本や選手たちへの同情もあるでしょうし、1,2年の延期はあり得るかもしれません。

中止、延期は前例もある

近代オリンピックが始まってから、もう100年以上たちます。

その短くもなく長くもない歴史ではありますが、中止や延期になった前例はあります。

まずは1916年、ベルリンオリンピックです。こちらは第一次世界大戦のため、中止になっています。

次は1940年の東京オリンピックです。これ、意外と知らない方も多いんですよね。日中戦争のため中止になっています。

次は1944年のロンドンオリンピックです。第二次世界大戦のため、こちらは中止ではなく4年後に繰り越し開催になり、一応延期という形になっています。

どれも戦争がらみのことで、今回もし中止や延期となれば、戦争以外の原因では初になるわけです。これまでそんなに数も多くない近代オリンピックの中で中止や延期を二度も経験してしまうという珍しい都市になってしまいます。

もちろん個人的にも東京オリンピックは楽しみにしていますし、世界に向けて日本の良さを知ってもらういい機会になると思ってました。しかしこの状況で通常開催は難しく、不安の中で強行してもいいことはありません。

延期か、中止か、他の方法か、最初は5月末に結論とありましたが、おそらくそう遠くないうちに結論を出さざるを得ないのではと思っています。