日本にもついに聖火が!聖火リレーはなんのため?


日本についに聖火が届きましたね。

強風で火が消えそうになるとか、上空に五輪マークが描けないとかいろいろなトラブルはあったようですが…。

本来ならばオリンピック直前の聖火リレーということで大々的にできる話だったとは思いますが、コロナの問題もあり残念なことです。

聖火とオリンピック

オリンピックの聖火は、ちゃんとギリシャのオリンピアで付けた火を開催地まで運んで、開会式でスタジアムに灯す、というところまで行われます。古代オリンピックの儀式を踏襲した形です。

聖火というのは英語ではOlympic flameと表記するので、日本語だとオリンピックの火になります。そこには「聖なる」要素はないんですけど、それを聖火と翻訳した人はなかなか絶妙で、聖火と訳したことでオリンピックに儀式感が増しますよね。

聖火リレーは途中から

こういった聖火リレーは最初からやっていたことではありません。

こういったリレー方式になったのは1936年のベルリンオリンピックからです。ヒトラーがヨーロッパの至る地域を調べるためにリレー方式にしたなんて都市伝説もあるくらいで、面白いですね。

とはいえ、やはり政治的な背景は存在していたことでしょう。ベルリンオリンピックはヒトラーの演説も有名ですが、こういったスポーツイベントを政治利用していくというスタイルを確立させたのはこのあたりでしょうね。

聖火リレーについてはその後は議論もあったようですが、これはこれで盛り上がるということで今も継続して行われます。世界の平和をつなぐ~みたいなことを聖火リレーでよくいわれますが、後付けです。

期待高まるオリンピックのはずが

この自粛モードの中、なんと5万人の人が聖火見物に訪れたという報道がありました。この週末が天気も良く暖かかったというのもあるでしょうね。

今後の聖火リレーがどういうかたちで行われるかわかりませんが、沿道である限り人が集まるのを抑えるのは難しいことで、東京マラソンも実際にはたくさんの応援者が現れました。

聖火リレーごと中止とはいかないかもしれませんが、どういうやり方をするのがいいのかは検討しているころでしょう。

本当はこういった聖火リレーもちゃんと大々的にやって、夏への期待を高めるような形であればよかったんですけど、オリンピックについては難しい局面になってきています。

うーん、残念。