無観客でやる意味 -選択肢を増やす考え方-


早いもので、もう4月半ばです。

サッカーや野球の開幕という大事な春でしたが、なかなか再開の目処が立ちません。

これは日本だけではなく海外でもそうで、ヨーロッパのサッカーなどまさに終盤の大事なタイミングではありましたが、このままシーズン終了の可能性もあります。

マリノスもせっかくACLに出場するシーズンだったので楽しみだったんですけど、ACLも今季は厳しいかもしれませんね。残念な話です。

もはや無観客ですら

当初は無観客でもスポーツ興行は可能と考えていましたが、ここまで感染が広がるのであれば、さすがに難しいでしょうね。スポーツはいわゆる三密とは違う環境かもしれませんが、それでも直接接触もありますし、無観客でスポーツをやるかどうかもなんともいえない状況になっています。

台湾は無観客で野球をやるようですけど、まぁ感染の状況も国によって違いますしね。やれるところはやったほうがいいとはもちろん思います。

ファンとしては待ちたい気持ちもあれど、そろそろ無観客でもいいので試合をみたいなというところではあります。

DAZNにお布施のようにお金を払い続けていますが、それがJリーグや野球にお金が流れると信じています。

VRの出番が来ているはずなんだけど

以前も同じような話をしていますが、今はテレビ会議など、多くのことがネットワーク上で行われるような土壌ができつつあります。

その中で重要なのは、まるでそこにいるかのような、という体験です。これは言い方を変えれば没入感にも繋がります。

例えば無観客試合はたしかに見ていると静かでなんだか不思議な感じもし、盛り上がっている感じはないですよね。ですが例えば自宅にいながらちゃんとスタジアムに席があって、全員がそこにログインして席の場所でのアングルだけが見ることができるようになり、周りの人の声も集音して聞こえ、逆に自分の声も周りの人に聞こえるようなVR環境を作ると、臨場感も少しはあるかなというところ。もちろんアバターもちゃんと用意して。

試合をする方も、スピーカーでそういった声を爆音で流せば、そこにいるかのような感じに…ならないかさすがに。

現在の技術だとタイムラグなどもあり難しいですが、5Gが標準となり回線速度が上がれば、タイムラグなしにこういったこともできるようになるかもしれません。

もっとも、無観客試合を前提に技術が進むわけではないですが、コロナの影響でこういった分野はむしろ加速する可能性もあります。

試合を現地で見る、テレビで見る、この2つにVRで見るという選択肢が増える感覚ですね。この選択肢が増える、というのがこれからの社会でコロナをきっかけに増えていきそうだなというところで、ちょっと考えていきたいテーマです。これはスポーツだけではなく、すべての分野で行われる流れだと思っています。

じゃあ音楽だと、どうなるのかな。