コロナの次はインフルエンザ?中国で新たなインフルエンザが見つかる


コロナの患者数が世界でどんどん増えています。その傍ら、また気になるニュースが舞い込んできました。

インフルエンザです。

中国で新たなインフルエンザが登場か

中国で豚に宿る新しいタイプのインフルエンザが発見されたというニュースがありました。今の段階でそれが今回のコロナウイルスのように世界中に広がるというわけではありません。

インフルエンザというのは、必ずしも人間だけの病気ではありません。豚しかかからないインフルエンザもあれば、鳥しかかからないインフルエンザもあります。

たかがインフル!なんで殺処分するの?

インフルエンザというのは怖い病気で、毎年多くの方が亡くなっています。とはいいながらも、それでもインフルエンザです。みなさんだってインフルエンザを経験した人は多いと思いますが、別に殺処分はされないですよね。

じゃあなんで家畜だとそこまで徹底的に殺処分しなければならないのか。かわいそうじゃないか!と感じる人も多いと思います。

インフルエンザというのはその動物の体温が大事なので、鳥も人間も体温は違うわけです。そのため、鳥がインフルエンザになったからといって、じゃあ人間にそれが感染するかというとそういう単純なものではなく、それぞれ適した温度があるわけです。

基本的には、感染はしません。ゼロではありませんが、ほとんど感染しません。

ちなみに、感染した鳥を食べても感染しないとも言われています。

じゃあいいじゃん、って思う人もいるかもしれないですが、一番怖いのは鳥から人間に感染し、そのあとまた別の人間に感染するようになるか、というところです。実はここがとても重要で、先ほども言った通り、体温が違うので基本的には鳥から人、人から人へ感染することはできません。とはいいながらも、突然変異によって感染するようになってしまうというケースが怖いわけです。

今のところ人から人へ感染する例は確認できていないといわれていますが、未知のインフルエンザとしてパンデミックを起こしてしまうと、コロナ以上の厄災となる可能性があります。

豚のほうが怖い

ところで今回の新しいインフルエンザは豚と報道にありました。

実は鳥よりも豚インフルエンザのほうが怖い、という考え方があります。というのも、先ほど話した体温ですが、鳥と人間の中間くらいが豚なんですよね。

鳥から豚にうつって、豚から人にうつって、というケースがあり得るからです。ウイルスは宿主が変わる際は突然変異を起こしていますので、こういった動物を介して進化したウイルスが人間に襲い掛かってくるケースが、当初想定していた新型インフルエンザ対策でもありました。

今回中国で発見されたインフルエンザはすでに人へ感染しているということで、今後大きな問題にならないことを祈りたいものです。