東京でUber Taxiがサービス開始というニュースがありました。
バスや鉄道、地下鉄とかなり充実している東京ではありますが、タクシーの需要もまたとても高くなっています。
タクシーの需要は増す
バブル期はなんでもタクシー移動という時代もあったそうですが、移動手段としてはやはり高額ということもあり、毎日のようにタクシーに乗る人は少ないかもしれません。
自分自身も基本的にはタクシー移動はせず、交通の便が悪いピンポイントの場所であったり、悪天候時の大荷物のときであったり、緊急で急いでいるときなどは乗ることもありますが、電車やバスを利用することのほうが多いです。特に東京はバスは定額ですし、バス路線をある程度マスターすると電車移動より安く、場合によっては目的地へかなりピンポイントに寄せることも可能です。
そんなタクシーですが、コロナによって一時はかなり需要が落ち込んだといわれています。しかし社会が動き出すにつれ、電車を避けたいという気持ちも働き、タクシーの需要は徐々に増えていくのではないかという予想もあります。
その一方でタクシードライバーがお客さんからコロナにかかるケースもあり、難しい面もありますね。
タクシーの新サービス
コロナのこと関係なしでも、タクシーはやはり便利です。住む場所によっては。車の維持費や高い駐車場代を考えると、タクシーをうまく活用する方が、車を所有するよりいいかもしれません。
今回のUber Taxiも、タクシーをより便利に利用するための機能が多く搭載され、多様な支払方法がカバーされ、GPSにより現在位置をトラッキングできるなど、配車には必須の機能もあります。
タクシーの新サービスは次々に開発されています。
広告によって無料で運行できるタクシーであったり、同じ方面の目的地の人を集め知らない人と相乗りする形で値段を下げるサービスであったりと、いろいろな実験が行われています。
最終的には、一般の人が自家用車を使ってタクシーのようなサービスをすることができるか、というところです。実は本来のUber Taxiは海外ではこういった目的のために存在するサービスです。ライドシェアとも呼ばれ、注目されているサービスです。
日本では一般の人が飲食店からテイクアウトを運ぶUber Eatsがこのコロナのこともあり利用者が増えたというニュースがありましたが、それと同じ発想で、Uberはいわゆる人を雇用する形ではなく、人と人とを結びつけるサービスなのです。
しかし法律上、自家用車を使って有料で人を乗せるサービスは禁止されています。いわゆる白タクになってしまうのです。法律のこともあり、すぐに日本で本来のライドシェアが行われるようになるのは想像しにくいですが、いつかこういうこともできるようになるならば、本来のUber Taxiの使い方ができそうです。
まぁ、知らない人の車に乗り込むわけで、こういった心理的な抵抗感も含め、越えなきゃいけないハードルは高そうですけどね。
タクシー業界のこれから
今すぐではないですが、完全な自動運転が標準になったら、タクシードライバーという職種はなくなってしまうという話もあります。
しかしそうなったとき、ドライバーという職種自体がなくなるかというと、それに関してはなんとも断言しにくいところはあります。
お年寄りなど介護が必要なケースもありますし、大きな荷物などある場合はやはりドライバーの手助けも必要です。ホテルにもカプセルホテルからビジネスモデル、豪華なホテルとあるように、タクシーも移動だけできればいいという自動運転のものから、人が運転するものまで選択肢が広がるのかなと思います。
現在はドライバー不足という話も聞きますから、意外とタクシー業界はこういった自動運転をうまく活用することによって、貴重なドライバーを多少お金を払っても人が運転する方がいいというところへ回し、移動だけできればいいという人は自動運転をあてがうような形でのすみわけもできるのかなとも。
まぁロボットが運転しちゃうようなレベルまで発達したらまた変わるかもしれませんけどね。
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