織姫と彦星が天気の悪い7月7日に年1で会う約束をした理由は、僕ら現代人のせいだった


今日は7月7日、七夕です。

そんな今日の天気は、残念ながらあまりよくありません。

織姫と彦星は会えなさそうですね。

七夕は天気が悪い?

織姫と彦星は…ってなんだか毎年のようにそんな話を聞くような気もしますが、実は実際問題、七夕の日は天気が悪いことが多いようなイメージもあります。

過去の東京の天気予報を見てみましょう。

東京の過去の天気 7月7日 – goo天気

※無人観測所(千葉、山口、舞鶴)、自動観測地点(水戸、宇都宮、前橋、熊谷、銚子、横浜、甲府、長野)では、晴れと曇りを明確に判別できない場合「-」での表示となります。 ※最高気温…当日9~21時までの観測値/最低気温…前日21時~当日9時までの観測値 1961年〜の地上気象観測データを元に集計してます。 ※のある地点は1967年からの観測データです。

まぁこれを見ると毎年絶対に雨が降るというわけでもないですが、晴れているより曇りや雨のほうが多いことがわかります。

まぁ梅雨ですし、当然ですけどね。

なんでこんな日に会う約束をするんだ!

織姫と彦星も、じゃあそんな天気悪いときじゃなくて、もっと晴れそうな日に会う約束をすればいいのに!

と思う方もいるかもしれません。

実はこの視点ってけっこう大事なんです。

実はこの七夕、7月7日に行われますけど、昔は旧暦の7月7日でした。つまりそれは今で言うところの8月前半です。地方によっては今でも七夕祭りを8月7日にやるところもありますよね。あれも、新暦か旧暦か、ということです。

日常生活で旧暦を意識することはあまりありません。七夕は7月7日に行われるもの、として現代社会に定着していますが、織姫と彦星は本来は今でいうところの、花火がきれいに打ち上げられそうな旧暦の7月7日、つまり新暦8月7日に会う約束をしているわけです。

それが現代社会の都合で世の中が旧暦から新暦をかわり、梅雨終盤である新暦7月7日に変更され、二人もさぞかし迷惑していることでしょう。

そんな今日は七夕です。場所によっては晴れ間もでて天の川を見ることもできるのでしょうか。