都知事選にあった珍現象「宇都宮餃子」「気になる無効票」


東京都知事選、先週末に終わりました。

こちらについては明日のボイスアヤノ.メでも少し触れようと思いますが、今回はそんな東京都知事選にあった裏話を少し紹介したいなと思います。

宇都宮餃子

選挙戦当日、宇都宮餃子についてがトレンドになっていました。

これは、立憲民主党の議員がSNSで投稿したことがきっかけで、多くの議員がそれに乗っかった形になります。

立憲民主党は宇都宮健児候補者をプッシュしていましたが、選挙活動は投票日の前日までしかやってはいけない決まりになっています。そのため宇都宮候補者の名前を連想させる宇都宮餃子の話をしたということでした。

まぁそんなたいした話でもないですし、法的にはグレーでもなく真っ白ですし、大きく取り上げるようなことでもないんですけどね。

気になる無効票

今回は多くの個性的な候補者がいたことでも話題になりましたが、例えば「スーパークレイジー君」と投票用紙に書く人もいたかもしれません。

こうなったとき票はどうなるのか、今回は政党名として立候補されていたわけで、これが無効票になるかどうかは選挙管理委員会がそれぞれ当日判断することになると報道にありました。

法律には選挙について、他事記載というルールがあります。

これは、投票用紙に余計なことを書いてはいけないということです。余計なことというのは、例えば〇や☆などの記号などです。選挙で不正が行われ組織票の取りまとめの際に名前の前に〇を書くといったことが行われないようにするためにできたルールといわれています。

この他事記載はなかなか厳密で、こういった記号のほかに、投票用紙にその人に投票した理由を長く書く人もNG、なんとかさん、といった「さん」はOKですが、なんとかへ、といった「へ」はNGのようです。

開票立会人をやったという人の忘備録が話題になっていまして、その中で小池百合子女帝と書いた人は無効票になったそうです。女帝小池百合子という本が出版され、週刊誌などでも女帝と称されることが多かったですが、それは他事記載になってしまいます。しかしその一方で、池田百合子という書き間違いに関してはOKになったそうです。書き間違いはどの選挙でも少なからずあるようで、極力ここは寛容する風潮もあるようですね。

投票用紙は名前だけを、という簡単なことすら違うことやる人がいるというのも謎ではありますが、不思議なものです。