昨日、ソフトバンク戦が中止になりました。
選手が一人コロナ陽性になったのですが、濃厚接触者を割り出すことができず、大事をとって中止となりました。
同様に、Jリーグでも試合直前に相手チームの選手が発熱しているという情報が飛び込んできて、監督が「不安があるならやらなくていい。やれるという選手だけメンバーに入れる」と問いかけたという話がありました。
現在は全国で感染者数が増えていますが、やはりこういったイベント物はなかなか難しいですね。
MLBは今季中止もありえる?
アメリカの大リーグはクラスターが発生してしまったチームがあり、このまましばらく試合ができないのでは、という話があります。やれるチームで試合をやっているとはいえ、日本よりも感染者数の多いアメリカです。
場合によっては、今季中止もやはりあり得るという話がここにきて急浮上しています。
資金面から、最悪のケースでは日本人選手も何人かは戻らざるを得なくなるかもしれません。
スポーツだけではないこの問題
スポーツなどはどうしてもだれが発熱した、だれが陽性だという情報が出るので、オープンにせざるをえません。
しかしこれだけ毎日多くの人が感染しているのですから、職場で一人くらい出てもおかしくないわけです。これはスポーツに限る話ではありません。
なんだかんだで、濃厚接触だろうとなんだろうと、仕事をしなきゃいけないわけです。3月、4月ならまだしも、今ではお店の店員さんにコロナ陽性者が出たって、きっとそのまま営業してるところなんてたくさんあるんじゃないかな。
だれか一人でも陽性者がでたら、一人でも濃厚接触者がでたらお店や会社を丸ごと閉鎖しなきゃいけないなんてこと繰り返していたら、世の中は回りません。じゃあスポーツだっていいじゃないかという話になると、さすがにそこまで暴論は言えません。
この問題、けっこう難しいんですよね。解決法が見当たらないわけで、うまいところ突きながらやっていくしかないというのが現状です。しかしこの綱渡り状態でこれから先もやって行けるわけはありません。
外国に行かざるを得ないスポーツ業界
これだけワールドワイドなスポーツ業界、サッカーでは予定されていた国際試合は全てなくなっていますが、ACLは一か国に全チームを集めて試合を行うことが発表されています。たしかにやるのであればそのほうがいいですが、それでも外国に行かなきゃいけません。
同様にU-19は合宿が始まったそうですが、選ばれた選手の一人が陽性で、中止になりました。
同じようなことは諸外国でも一緒です。来年にはオリンピックが控えているわけですが、今の状態で国際試合、国際大会をどうやって運営するかはなかなか頭を悩ませるところでしょう。
なんとかうまくいくといいんですが、どう落としどころをつけられるでしょうか。