Twitterのクソリプ防止機能、何が問題なのか


クソリプ防止機能、ついに完全実装となったようです。

自分は今のところ使う予定はないですが、まぁこういう機能をつけざるを得ない状況は理解することができます。

クソリプ防止機能、実装へ

日本でも誹謗中傷の大炎上というのはしばしばみられますが、これは日本だけではなく世界で同じことが起きています。

ある意味Twitterのいいところでもあり、悪いところでもあるのですが、あまりにも悪い方向へ進み過ぎているということで、Twitter社としても対応を余儀なくされています。

その中で登場した対応策の一つが今回のクソリプ防止機能です。

通常は誰でもリプで返事をすることができますが、この機能をオンにした投稿の場合、リプを送ることができる相手を制限することができます。そのため、見ず知らずの人がリプを送ることができなくなる仕組みです。

これにより大炎上を防ぐことが…できるのでしょうか。

穴だらけのクソリプ防止機能

ここ近日でみますと、旅館の件が大炎上していました。おそらく炎上の大半は、こんなにも話題になるとは思わず自然にSNS投稿をしたものだと思います。

このクソリプ防止機能の大きな穴の一つは、あとからこの設定に変えることができないということです。

それともう一つ、通常のリプは投稿できませんが、いわゆる引用リツイートを行うことはできます。

Twitterとしては一つの投稿に対してツリー上で議論が行われることを嫌ったところがあります。今回のクソリプ防止機能は、炎上自体を防ぐつもりは最初からなかったのかもしれません。

二つの否定的意見

このクソリプ防止機能には二つの否定的意見があります。

一つ目は、Twitterとは思ったことをさっと短文で書くことができるというもの。それをさせなくさせているというのは、どうなのか、というところ。

もう一つは、パクツイ(Twitter転用)やフェイクニュースについてそれを指摘することができない、ということです。センセーショナルなニュースはすごい勢いで拡散されるものです。「〇〇死去」みたいなニュースがでたら、そこに有名人の名前があればすさまじい勢いで拡散されます。そこに誤情報だというリプがあるから悪意のある拡散を防ぐことができるわけですが、この機能をオンにされるとそういったフェイクニュースも広まりやすいかもしれません。

人が扱うからこそ、難しい

とはいえ、このクソリプ防止機能を全面的に否定するつもりもありません。

なかなか難しい問題で、ユーザーが人だからこそ、ちょっとしたことがいい方向にも悪い方向にも働くということです。

ちょっとした言葉の使い方の問題なんですよね。あの旅館のツイートに関しても、同じことを違う言い方すればあんなに炎上しないわけです。

まぁ自分も言葉を使う人間ですので、引き続き愛をもっていろいろな発信をしていきたいなと思います。