まだまだ需要ありそう!マッチングアプリが面白い


現在、第三次出会いブームが来ていると思います。

いや、なにをもって第三次かというと考え方はそれぞれですが。

こういった出会い、恋愛にまつわるITビジネスはまだまだ需要は増していくと勝手に思っています。

福利厚生にマッチングアプリ

九州経済連合会が加入している会社の独身社員を対象として、マッチングアプリをスタートするという興味深い報道がありました。

恋愛AIナビを社員の福利厚生に、九経連とエールが提携

実はこれめちゃくちゃいいサービスだと思うんですよね。

というのも、こういった出会い系サイト、マッチングアプリに登録している人って、どこの誰なのかわからないという不安があります。ちゃんと特定の枠組みの会社に所属し、かつ独身であることが分かっている状態でお互いに登録しているのであれば、利用のハードルはぐっと下がります。

本来はこういったマッチングビジネスって、同じコミュニティに属しているときに大きな力を発揮するものなんですよね。たとえば特定の宗教に属している人とか、特定のセクシャルマイノリティの方とかね。不特定多数すぎると、まともに機能しないことも多いんです。

出会いにAIが絡む

恋愛AIを活用したマッチングアプリとありますが、実際にはどのレベルで活用できるものなのでしょう。

今回のものがどう絡むかは置いておいて、実際問題としてAIがこういった出会いにまつわるマッチングアプリに携わるというのは、けっこうおもしろい可能性があるなと思っています。

ざっといくつか思いついたので、あげてみたいと思います。

リコメンド機能は充実

おそらくこれはすでに実装されているでしょうが、その人の好みに合わせた人をスッとおすすめできるというのが一番よさそうですね。

機械学習でユーザーのメールのやり取り、閲覧履歴などを参照し、よさそうな組み合わせをAIが選ぶというのはもうできそう。

人の好みをAIが見抜けるはずがない!という人もいそうですが、人の好みなんて単純ですので、AIの得意分野です。

コンサル機能も需要はありそう

中には、男性も女性も異性と接するのが苦手な人もいると思います。どういったメールを返せばいいのか、どういう言い方をすればいいのか、なんともわからない方もいるでしょう。

人に聞くということもありますが、さすがに人間がすべてのやり取りを把握するのは無理ですし、プライバシー保護の問題もあります。AIだとそういうのができてしまうのは面白いです。

また、例えばメールの返事が相手に届く前にAIが一度読んで、この内容はまずいとか、そこまでアドバイスできるようになったらいいかもしれないですね。

出会いの需要はある

結婚することがゴールとはいいませんが、未婚率が上がっている理由は必ずしも経済的理由は独身をあえて選ぶ生き方が増えているだけでもないでしょう。考え方や生き方の多様化が、必ずしも出会いの場を増やしているわけでもないように思えます。

昔だったら会社や家庭で存在していたお見合い文化が形を変えつつある昨今、こういったインターネットを活用した出会いに関するビジネスにはまだまだ需要があるように思えます。男女の出会いというのは1000年前も1000年後も続くであろう大きなイベントです。根源的な需要がそもそもあるということも強みです。

まだまだ盛り上がりそうな分野だなと思っています。