台風14号、ちょうどこのブログが更新されている時間あたりが、関東に一番近づいているころでしょうか。
現在、執筆時刻は10日の午前11時ごろ。雨は降っていますが、まだそこまでというところです。
巨大で進路不明の台風14号
今回の台風14号、実はちょっと面白い特性があります。
まず巨大であること、そして進路不明であることです。しかしこのあたり、掘り下げてみるとなかなか興味深い事実があります。
というのも、この巨大であることと、進路不明であることの理由が、コロナのせいである可能性があるということです。
まぁたしかに今はなんでもかんでもコロナのせいにできがちではありますが、いくらなんでも台風までコロナのせいとは…と思いきや、面白い記事がありました。
航空機観測の減少と台風14号(片山由紀子) – Yahoo!ニュース
どういったものでしょうか。
台風14号とコロナの関係
天気予報などでよく目にする、台風の予想進路があります。
あれは台風の予報円と予測進路を表しているもので、その時間には中心地がここで、大きさはこれくらい、ということを意味しているわけではありません。その時間には台風の位置はこの円のどこかで、予想進路はこの進んだ範囲のどこか、ということを意味しています。
つまり、予報円が大きいから台風がでかい、と必ずしもいえるわけではありません。今回の台風14号は大きいと解釈されがちですが、それは予測が難しいので予報円が大きくなっちゃった、それにより台風14号が大きいと勘違いされがち、というのが正確なところです。(とはいえ、今回の台風がそれなりに大きなものであることには変わりないんですけども)
では、なぜ台風14号は予測が難しかったのか。
記事によると、コロナによる航空機観測の減少により、気象データが不足し天気予報へ影響を与えるということが書いてあります。この話は、たしかに今年の春ごろにもでていた話で、もしこれが原因で今回の台風14号の動きが絞りにくくなっているのだとしたら、なかなか興味深い事例となります。記事には今回の台風との関係について断定的には書いていなかったので、まぁそういう可能性もある、くらいのものなのかな。
気象庁は否定も
実はこれについて、続報があります。
気象庁のコメントとして、この話を否定するものでした。
10日夕刻にニュースがでており、追記として記しておきます。
台風14号の予報円が大きいのはコロナのせい?話題の投稿に気象庁困惑 – ライブドアニュース
気象というのは難しいものです!