今日は立冬、そして鍋の日。立冬ってなんだっけ?立冬と二十四節気をおさらい


今日、11月7日は鍋の日です。

寒くなってきたから、鍋はいいですね。

なぜ今日が鍋の日なのかというと、今日が立冬になることが多いからだそうです。

立冬ってなんだっけ

立冬という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、立冬とはなにかわかりますか?

立冬とは、暦の上で冬が始まる日です。まぁけっこう寒いですよね。冬の始まりといわれても、そこまで違和感はありません。

先日、東京で3年ぶりの木枯らしが観測されたというニュースもありました。この立冬の時期の風物詩となっています。

立冬は冬のスタートという意味で、昔からここから冬、という意味なのですが、もう少し掘り下げてみましょう。

二十四節気ってなんだっけ

立冬も有名ですが、ほかにも夏至、冬至だったり、祝日にもなっている春分、秋分なども有名です。

こういった季節を表す言葉は全部で24あります。それを二十四節気といいます。

立冬は19番目にあたります。

みなさんはいくつくらい言えますか?自分はほとんどわかりませんでした。

ちなみに一覧はこちらです。

立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

さて、この二十四節気ですが、季節を表すために存在するものです。というのも、昔は旧暦で社会がなりたっていました。旧暦というのは太陰太陽暦のことです。月をベースとした暦にしつつ、太陽の動きも合わせながらたまに誤差をずらしていくやり方です。この二十四節気はそもそも太陽の動きをベースに作られている、現代でいうところの太陽暦にあてはまるわけです。

月をベースにした旧暦は、どうしても実際の季節感と日付がずれてしまうことがあります。そのため、旧暦と実際の季節感をすり合わせるためにこういった二十四節気が存在していたということです。

そう考えると、「暦の上では冬が~」という言い回しはちょっと解釈として違っていることもわかります。別に旧暦と二十四節気は関係ないわけで、暦の上だろうがなんだろうが、この日が立冬なわけです。

現在は太陽暦を採用しているので、実際の季節感と日にちがずれる心配はありません。そのため、基本的に11月7日近辺が毎年立冬になるわけですね。

ある意味、二十四節気は太陽暦となることでその役目を終えてしまったのかもしれません。それでもこうして言葉が残っているのはいいものですね。実生活の中ではあまり気にならなくなった言葉ですが、ちょっと気にして毎日を送るのもいいかもしれません。

それにしても、太陰暦、太陰太陽暦、太陽暦の違いはちょっとややこしいですね。今度あらためてちゃんと勉強してみようと思います。