これで本当に終わった?大激戦のアメリカ大統領選挙を振り返る


今朝、というか日本時間の真夜中に、ペンシルベニア州でバイデン氏勝利の報道がでました。ネバダ州でも勝利し、これでバイデン氏の大統領選勝利が確定しました。

これに合わせ、世界中の首脳がTwitterなどで祝電メッセージを送っています。菅総理大臣もTwitterでコメントをしていました。

民主党の勝利へ、次はバイデン大統領に決定

個人的にはトランプ大統領が続投すると予想していましたが、結局は世論調査通り、民主党が勝利しました。かなりの大接戦ではありましたが、赤と青の色分けを見ると、アメリカ内陸部と沿岸部で支持が違う特徴も色濃く反映されていた結果ですね。この大統領選について分断という言葉が多く飛び交いましたが、たしかにそうかもしれません。

来年の1月に大統領が変わります。バイデン氏は現在77歳ですが、就任するときは78歳です。アメリカの歴史の中で、もっとも高齢の大統領となります。また、副大統領にはハリス氏が決定しています。アメリカの歴史で初めて女性の副大統領になります。

コロナ対策や経済対策、どのような手を打つのか。これから注目です。

個人的にはオバマ政権時代に宇宙開発をストップさせたということもあり、民主党政権がこのあたりどう考えているのかも気になるところです。

大統領選挙、これで終わったのか?

さて、大統領選挙は本当にこれで終わったのか、共和党支持者としてはすっきりしないところがあるでしょう。

トランプ大統領は敗北宣言をしていません。少なくともこのブログを書いている8日午前の段階では敗北宣言をするような気配は見せていません。

トランプ大統領としては不正選挙を訴えており、これまでの発言から裁判にもつれ込むことをにおわせています。実際にどこまでそれらをやるのか世界中から注目が集まります。

ネット上ではバイデン氏の票が一気に伸びたとか、票が捨てられていたとか、亡くなった人が投票しているとか、多くの情報が飛び交っています。トランプ大統領としては、おそらくそれらの情報よりかは、郵便による投票をどこまで有効にするのか、というところを論点にするのかなと思います。

最後にバイデン氏が多くの州で逆転した理由は、この郵便による投票によるものです。開票まで時間がかかるだけではなく、投票日を過ぎてからでも届いた票を有効にしているということもあり、時間がかかっていました。

この郵便による投票、ルールがけっこう曖昧で、よくもまぁこんな仕組みが存在するなと思いました。こういうのを見ると、日本で郵便やネットの投票というのはまだまだ先になるだろうなと思いますね。

アメリカ大統領選挙、この結果を受けてトランプ大統領の今後の動きも注目ですね。まだまだ時間はかかりそうです。裁判を本当にすることになれば、まだまだ大逆転の可能性もゼロではないかも?しかしそんなことになれば、ますます国内は不安定になってしまいそうです。どうなるアメリカ。