QUESTIONより
電子図書館と雑誌ラノベ漫画のサブスクでは取り扱うものが異なるので比べにくいですが手軽に読みたい場合、サービスは今後どうなっていくと思いますか?
本に限らずですが、こういったコンテンツを手軽に楽しむという意味では、自分はやはりサブスクが最強だと思っています。
サブスクは革命だった
日本でもサブスクの音楽サービスが次々とスタートしていった2010年代半ば、これは革命的なことだなと思いました。
これがいかに革命的なものだったのか、当時はなかなか理解されませんでしたが、今や音楽や映像コンテンツはこのサブスク化が大きな収益の柱となっています。
作り手側として大きな収益を生む仕組みでは、正直なところありません。それはもちろん、単価が高いCDやDVDが売れるのであれば、90年代のようなバブリーな日々を送ることができるわけです。
しかし、時代の変化とともにコンテンツ消費についても考え方が変わってきます。
サブスク化は一つの運命のように感じます。
サブスクほど手軽なものはない
これまでコンテンツを楽しむためには、買うか借りるか盗むかの3択でした。この三つ以外にコンテンツを楽しむ方法は、まぁ作るかというくらいでしょうね。
サブスクは買うでもなく、借りるでも盗むでもない、新しい選択肢をユーザーに与えました。
サブスクほど手軽なものはありません。その都度お金を払わずに好きな時に好きなだけコンテンツを楽しむことができます。
コンテンツ消費について、サブスクは手軽になりすぎたため、悪い意見ももちろんあります。コンテンツに対する考え方が変わりつつあるほど、サブスクはコンテンツ産業において革命的なものなわけですね。
次のターゲットは本、ゲーム、そのあとは…
コンテンツ産業は、多くの分野がサブスク化しやすい特性があります。モノが存在しないので、データで扱えるコンテンツは応用しやすいのです。
音楽、動画はサブスク化が進みました。次はゲーム、本は間違いなくきます。どちらもすでにサービスは始まっていて、定額で好きなだけ楽しむことができるものがあります。
QUESTIONの回答ですが、要するに税金でやるサブスクが図書館のようなもので、こういったコンテンツ消費という意味では図書館だろうと雑誌などのサブスクだろうと、最終的にはすべて同じ方向へ進むと思っています。
これはもう運命のようなものです。
そのあとは、例えば車のサブスク化、洋服のサブスク化などはすでにサービスが始まっています。食に関しても牛角が試みましたがすぐに失敗してしまいました。
実は、最終的に生活のサブスク化、というのが究極系なんだと思います。
生活費も遊び代も全部追加料金なし、月額いくら、みたいな。
これを民間がやるのもいいですが、これを国がやりだしたら…
めっちゃ高い税金をとって、収入のほぼすべてが税金になる代わりに、生活費も遊び代も出してくれるような世の中。
少し話がそれそうなので、これはまたいつかお話しましょう。