神のみぞ知る、蟹の味噌汁


「神のみぞ知る」という言葉がトレンドにあがりました。

これは西村大臣の発言によるものです。

今後の感染者数は「神のみぞ知る…」 西村担当相が発言:朝日新聞デジタル

神のみぞ知る…なんかかっこいい言い回しですね。

蟹の味噌汁

自分が「神のみぞ知る」という言葉を最初に目にしたのは、意識的に目にしたのはやはりDIVE TO BLUEかなと思います。

ラルクアンシエルの名曲です。

その楽曲の節が「かみのーみぞしーる」だったので、空耳ということで「蟹の味噌汁」というキーワードもファンの間で流行しました。

そのときから、神のみぞ知る、という言葉を聞くと、蟹の味噌汁というキーワードが頭の中に出てくるようになりました。

翻訳したのはだれ?

神というのは、西洋の神様です。全知全能、この世のことならなんでも知っているわけです。

つまり、「どういうことかわからない=神のみぞ知る」とすることができるわけで、便利な言葉ですね。わからない!というとなんだか投げている感じですが、「それは…神のみぞ知る」といえば、なんかそれっぽい。そんなことないか。

それにしても「神のみぞ知る」って言い回しとしてはかっこいいですよね。だれが翻訳したのでしょうか。

調べてみるとビーチボーイズの楽曲に「God Only Knows」というものがあり、その和訳が「神のみぞ知る」となっています。1966年です。

これが最初なのかな?

もしこれが初出だとしたら、この和訳をつけた人のセンスが光りますね!

でももしかしたらもっと前にもあったのかもしれません。ちょっと調べてみましたが、わかりませんでした。

答えは風に吹かれて

「わからない」ということを違う言い回しで「神のみぞ知る」としたわけですが、同じように別の言い回しもできます。

それが「風に吹かれている」です。

こちらはボブディランの「Blowin’ in the Wind」が元となっています。こちらの楽曲について「ただ答えは風の中で吹かれているということだ」とコメントをしていまして、それが転じてわからないということを「答えは風に吹かれている」とするのもおしゃれですね。

こういったレトリック、うまく使いこなせるようになると大人って感じがします。