人気再燃はあるか!世界の共通語、人工言語エスペラント語とはなにか


世界には多くの言語がありますが、世界共通語は存在しません。

人口で言えば、英語、中国語、スペイン語あたりは多そうですね。

しかし、じゃあ世界共通語かと言われると、ちょっと違うようにも思えます。

ちなみに国連では中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語が公用語として定められています。とはいえ、これはまあ常任理事国+利用人口が多いスペイン語って感じですしね。

最近、ちょっとエスペラント語の歴史を調べて面白かったので、メモ代わりに残しておきます。

人工言語、エスペラント語

その昔、世界共通語を作ろうとした人がいました。

どこか特定の言語を共通語にすると角が立つので、人工的に作ってしまおう、という試みです。

なかなか興味深い事例です。言葉を作っちゃうんですからね。

その言語は、エスペラント語といいます。

エスペラント語の特徴は、会話のために覚えなければいけない単語が少ないこと。

簡単に習得できるように全振りした言語となっています。

goの過去形がwentとか、そういう謎の変化はしません。

発音もそのまま文字通りでいいようになっています。

とにかく単純明快なのが特徴です。

広がらなかったエスペラント語

エスペラント語を作ったのは、ポーランドのルドヴィコ・ザメンホフという人です。

眼科医で、なんと20代でこの言語を作りました。1800年代後半のことです。

当時はヨーロッパでも差別や格差が多く、誰もが簡単に習得できる共通言語があるべきという思いで作りました。

実は1900年代前半は、このエスペラント語が盛り上がっており、世界中でこの言語を学ぶ人がいました。

当時の国際連盟で、この言語をみんなで習得しようぜみたいな動きがありました。

しかしそこで反対したのは、フランスです。プライドが許さなかったのか。

英語圏の文化が強まる中、ここで別の言語まで登場してしまうと、フランス文化が弱まると感じたともいわれています。

ヤクルトはエスペラント語

1900年代前半は日本でもエスペラント語を習得する人がいました。

例えば宮沢賢治もまた、エスペラント語へ強い関心を持っていた人の一人で、イーハトーヴは岩手をエスペラント語のようにして作った地名とも言われています。

また、あのヤクルトもまたエスペラント語です。

ヨーグルトはエスペラントでJahurtoと書きます。読みはヤフルトなのですが、これがもとにヤクルトとなりました。

そんなエスペラント語ですが、残念ながら世界中の人が誰でも使える言語には至っていません。

しかしGoogleの翻訳ではエスペラント語があります。

今でも研究者や利用者もいて、根強い人気があるのも事実です。

多様化が進むこの世界だからこそ、みんなが共通して使えるエスペラント語がキーワードになる日はくるのでしょうか。

最後にエスペラント語で挨拶を。なんか慣れないから、難しそうに感じる!(笑)


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