アメリカ大統領選挙では、大激戦の中でSNSもまたかなりの盛り上がりをみせました。
事前にSNS側も多くの対応をしており、リツイートの仕様を変えるなどの措置をおこないました。
トランプ大統領のツイートでもガンガン注意喚起のマークを表示させるなど、SNS側もけっこうピリピリムードだったことでしょうね。
検閲されないSNS
多くの情報が飛び交い、どれが本当でどれがデマかわからないくらいの話が多く、アメリカだけではなく日本でも熱烈なトランプ大統領支持者がそういった情報をもとにした論争を行うケースが散見されました。
SNS側としても多くの対応をしましたが、それを検閲だ、不当だとまた訴えるわけです。
そのような中、アメリカで急速に人気を集めているSNSがあります。
それがパーラーというものです。
こちらは言論の自由を掲げ、一切検閲をしないということで、アメリカ保守層の間で人気を集めています。なんでもトランプ一家もこのSNSを利用するようになっているとか。
インターネットは昔はやりたい放題でしたが、多くの人が利用するようになりモラルや規制が増えてきました。こういうの、時代は廻るとみるのか、なんなのか。
全体が見えにくいインターネット
インターネットというのは、いろんな人がいろんな意見を言えるというところが素晴らしいメリットではありますが、実際はそのように機能していません。
確証バイアスといって、人間というのは自分の都合のいい情報を選択し、都合よく解釈してしまう傾向があります。
インターネットは多くの意見がでる場ではありますが、それであるがゆえに多くの意見から学ぶのではなく、多くの意見から自分に都合のいいものだけをピックアップし、自分の意見が正しいんだ、となってしまうわけです。
アメリカでは分断、という言葉が多く取り上げられていますが、インターネット上での分断は顕著で、日本でも昨年、おととしあたりからこの傾向を強く感じることがあります。
やはり今は、なにかと転換期なのかもしれません。