BGMでコロナ対策はできる? BGMの効果と役割の話


忘年会シーズンでありますが、感染者も増え、なかなか飲食産業は厳しそうですね。本来であれば稼ぎ時のこのシーズンに、苦しいでしょうね。

今回はそんなコロナと居酒屋、そして音楽の話です。

BGMを止めるべき

音喜多議員の記事に、飲食店のBGMについての記述がありました。

「飲食店のBGM停止」が感染拡大防止に向けて有効か?コロナ再拡大局面で最大限できることを

すぐできそうで、なかなかやらない対策の一つはこのBGMでしょうね。

時短営業とか換気とかソーシャルディスタンスより、なによりも簡単にできます。

しかしBGMとコロナ、どういう関係があるのかピンとこない方も多いかもしれません。

BGMの効果

BGMにはいくつか役割があります。

前にも同じようなことを書いたこともありますが、このBGMの役割については毎年講義の中でも触れている話です。

BGMの役割の一つに、マスキング効果があります。

BGMが鳴ることで、周りの雑音がマスキングされ、聞こえにくくなるということです。

居酒屋はお酒が入って声が大きくなることがあります。もしBGMがなければその声は遠くの席まで筒抜けですし、周りの会話が気になるかもしれません。

それでもテーブルごとに会話ができる理由の一つはこのBGMです。

逆にいえば、BGMがなければ会話がしにくくなる可能性もあります。

居酒屋は会話があるから楽しいんですけど、今はコロナということで、せめて小さな声で会話をする必要はあります。

そうなると、BGMをがんがんかけるより、無音にすることで自然と声が小さくなる可能性があります。

なぜ居酒屋でBGMが流れ、美術館では無音なのか、というところがポイントですね!

個人的にはそれはもちろん居酒屋でBGMはあったほうがいいとは思いますけど、この冬はBGMをなくすくらいの対策はした方がいいような気もします。