これまでも何度かブログで、インターネットと死についてのテーマで記事を書いています。
もう少し具体的に話すと、自分の死後、ネット上のデータはどうするべきかという話です。
Googleが動いた
Twitterは昨年、動きのないアカウントを削除するという旨の発表を行いました。しかし、その後保留にしています。
保留にした原因は、動きのないTwitterのアカウントが、ただの放置なのか、亡くなったことが原因かの違いがわからないからです。
死後のアカウントの在り方は、今後の社会問題になっていきます。今はまだいいですが、100年後はどうか、という話です。100年もたてば、リアルユーザーより故人アカウントのほうが多いかもしれませんね。
そのような中、Googleに動きがありました。
Googleは来年より、2年で消すという発表を行いました。
GoogleフォトやGmailなど、2年不使用でデータ強制削除 21年6月から – Engadget 日本版
これは今のうちに発表することで、死後のことも考えておいてくれよ、ということなのかなと思います。
Googleは死後のアカウントをどうするかを先に決定できる仕組みがあります。
しかし、これ使っている人はかなり少ないでしょうね。まぁ若干縁起でもないような話でもありますが、人間いつ死ぬかわかりません。
こういったことを、今後はもっと普通に決めていくような感じになるのかなと思います。例えばアカウントを取得する段階で、死後どうするかの選択をしなきゃいけないとか、そういう感じにはなりそうですね。
パンクするとは言い切れない
昔のことを考えると、パソコンのHDDは1Gとかで、8Mのフラッシュメモリも存在していたのがついこの間の話です。
今はデータ量も劇的に増えています。
このペースで増えていくのであれば、例えば2020年に扱うデータなんて、2050年ごろには豆粒のようなものかもしれません。
そうであれば、死後のデータなんていくらでも残していても、大事なリソースを削る必要もありません。
Googleがこういった対応をするということは、今後は必ずしもそう言い切れなくなっているということなのかなとも思いました。実際に、ここ5年くらいはスマホもパソコンも、データ量は20年前ほどの変化はないように思えます。
死後のデータの在り方、もう少し本格議論する必要があるように思えます。