懐かしのピッチの思い出と、その功績を感がる。ついにPHSが終了へ!


1月31日に、PHSがサービスを終了しました。

まだあったのか!って感じもします。

まだ使ってる人いるのか!と驚いた人もいるでしょう。

実はちょうど1月31日に知人とWEB飲みをしてまして、その中の一人がPHSをまだ使っていました。

ネットでも話題になったお別れメッセージを見せてくれました。

PHSってなんだっけ

PHSとかポケベルとか、過去のデバイスを経験したことがない若者も増えてきました。

PHSも言葉は知っていても、それがなんなのかわからない人もいるかもしれません。

PHSは「personal handy-phone system」の略です。頭文字をとってPHSということです。ピッチとも呼ばれていました。Wikipediaを見たら、昔はPHPと略していたこともあったそうです。それは知らなかった。

携帯電話と何が違うかという話ですが、電話をしたりメールをしたりということで、携帯電話と変わりはありません。

しかし当時はピッチ、ケータイは明確に違うものとして存在していました。

技術的にも違います。

携帯電話は電波塔一つではるか遠くまで電波を飛ばせる技術がありました。PHSの電波は一つ一つが非常に弱いのが特徴です。その代わり街中にたくさんアンテナがあり、きめ細かなエリアをカバーすることができました。

実は携帯電話よりもPHSの方が通話品質が良かったりもしました。まぁ当時の携帯電話は2Gの時代ですからね。今とは違ったのです。

通話という話をすると、PHSは先述の通り一つ一つの電波の範囲は小さいので、たまに通話が途切れるという問題もありました。そのため移動中の通話は苦手だったのです。

あまりにも電波の範囲が狭く、家の中で奥のほうへ行くと圏外になることもあります。そのため、家に中継器というものを置き、それを窓に設置すると電波が強くなるという形でした。懐かしいですね。

PHSが残した功績

また、当時のPHSの特徴として、携帯電話よりも維持費が安かったんです。

携帯電話は大人向き、PHSは中高生向きという空気感もありました。

また、PHSはデジタル通信ができましたので、メールアドレスが存在しメールができるようになりました。

当時はまだメールアドレスを家族共有で使う時代でした。今では考えられませんが、そういう時代があったのです。

一人一つのメールアドレスという概念が定着したのは、こういったPHSの普及から始まったと思います。「pdx.ne.jp」という響きに懐かしいと感じる人も多いでしょう。ちなみに自分はNTTパーソナルのPHSを使っていました。

どんなアドレスだったかなぁと思いちょっと検索したら、NTTパーソナルが電子メールのサービスを始めるという旨の記事が出てきました。

NTTパーソナル中央がPHSだけで電子メールを送受信できるサービスを3月開始

【サービス】 ■URL http://www.nttphs.co.jp/chuo/link05.htm …

98年1月のニュースですからね。時代を感じます。

こちらの記事によると「050xxxyyyy@em.nttpnet.ne.jp」というアドレスだったようです。言われてみればそうでした。電話番号がユーザー名扱いだったんですよね。

しかも電話番号が050なんですよね。懐かしい。

その後、携帯各社はPHSから携帯電話へ注力していきます。そのきっかけは3Gの登場です。3Gは非常に有能な電波で、その後のモバイルの時代を大きく変えていきます。

当時はPHSと携帯電話をダブルで使えるドッチーモなるものまで存在していましたが、そんなのも昔の話。PHSは通話料無料のサービスなどで二台持ち文化として若いカップルなどでよく使われていたこともありました。

PHSの終了は大きな時代の区切りです。まだ電波が飛んでいたということは、それに携わっているスタッフがいるということです。長い間お疲れ様でした。