クレジットカードは見た目は昔からそんなに変わってないですが、細かいところが少しずつ変化をしています。
今回は久しぶりにクレジットカードの話です。
ついにナンバーレスが登場
クレジットカードはエンボス加工というデコボコでカード番号や名前などが刻印されてあるイメージがあると思います。
このデコボコ、なんのためにあるんだろうという感じですが、実はデコボコには意味があります。
これを紙の上でがっちゃんこすることで、紙にカード番号などの情報をコピーすることができるのです。
宿泊などでクレジットカードの提出が求められるケースがあると思いますが、なにか問題があればそこから引き落とすからね!ということです。
今は簡単にパソコンなどで番号など管理しているわけですが、昔はそういったものがなかったので、カード番号をこういった物理的な形で簡単に映していたということですね。
※諸説あります
しかし、近年はもうそんなことしないですよね。てか一度もそんなことされたことないです。
クレジットカードは磁気テープでさっと情報を取得できますし、今ではICチップが当たり前、セキュリティ的にそんなに簡単に情報が抜けては困るということです。
そのような中、ここ数年でひそかに流行しているクレジットカードが、番号を裏面に記すタイプのものです。表から番号が見えないから安心でしょ、ということです。
日本ではまだサービスが始まっていないAPPLEのクレジットカードもこの方式ですし、三井住友VISAカードがリニューアルされてこの形になりました。実は自分が使っているLINEのクレジットカードも三井住友が発行しているので、この形になっています。
そしてついに、カードから番号そのものが消えたナンバーレスのものが登場しました。
三井住友カード、最大5%還元・裏にも番号がない「ナンバーレスカード」
これはすごいですね。カード番号が必要ならばスマホで確認できるとのこと。
最終的にカードはなくなる
今でこそカードタイプのものですが、そもそもクレジットカードというのはお金をまとめて後から引き落とす信用決済となっています。
なので、本質的にはカードがあろうとなかろうと、あまり関係ありません。
昔はそもそも現金がないと買い物もできなかったわけですが、札束を持ち歩かなくても買い物ができるということで、クレジットカードが存在するわけです。
今は多くのキャッシュレスサービスが存在する中、1900年代半ばにクレジットカードが登場した時代とは少し異なるように思えます。今後はこういったカード型のものも緩やかになくなっていくのではないかと予想しています。
今はクレジットカードのタッチ決済が話題です。まだ進化を続けているクレジットカードですが、エンボス加工がなくなり、磁気テープもいずれなくなるでしょうし、そしてカード番号がなくなりました。最終的にはカードそのものがなくなるでしょう。
しかしそれは退化ではなく、進化の証ということなのです。クレジットカードの本質的な部分がなくなるわけではないと考えています。