どうして?日本には核シェルターがない!


日本で戸建てに住んでいる方は多いですが、シェルターを持っている人は少数派でしょう。

実は世界的に比べてみても、日本はかなりのシェルター後進国であることがわかります。

日本には核シェルターがない

アメリカ映画なんかでよく自宅のシェルターに逃げるシーンなどありますが、核を想定しているというより、どちらかというとハリケーンを想定したシェルターかなという印象もあります。

日本ではでかい台風が来たとしてもシェルターに逃げよう、という発想はあまりありませんね。アメリカではハリケーンで多くの被害が例年ありますし、実際にこのハリケーンの有無で生死を分けることもあります。

これはこれで大事ですが、今回取り上げるシェルターは核シェルターです。

世界で核戦争が起きた時に、最後は地下のシェルターに逃げることで生き延びることができます。

少し古い2014年のデータですが、こちらの参議院の質問主意書によりますと、日本の人口当たりの核シェルター普及率は0.02%とのことです。

核シェルターの普及状況に関する質問主意書:質問本文:参議院

スイス、イスラエルはこれが100%、アメリカも82%となっています。それに対し日本は0.02%ということで、驚異的な少なさです。

世界で唯一の被爆国である日本は、あまり核戦争に対して脅威に感じてないという、とても興味深い事象です。しかし、実際にこれはそうで、これまで生きていながら、核戦争が起きたらどうするかなど考える機会は少ないです。日本人の国民性なのか、実際問題アメリカの核の傘に守られているという安心感もあるのか。

しかし数年前には北朝鮮からのミサイルでJアラートがさんざん話題になりました。日本で核シェルターが設置される未来はあまり想像できませんけども、関心があまりにも少ないのもどうなのかなとも。

海外では超豪華な地下タワマンも?

いざとなったら、地下で数年間暮らさなければなりません。

アメリカではすでに豪華な地下シェルターも存在しているとのこと。

地下にタワマンを立てるような感覚のようですね。

米で完売した高級核シェルター 娯楽施設もあり5年間以上の生活が可能 – ライブドアニュース

日本ではなかなか考えられないようなことですね。やはり土地が少ないというのもあるかもしれませんが。地震が来たらどうなるのかなとか、いろいろ考えてしまいますね。

水害用シェルターも

日本では核戦争よりも津波や洪水のほうが怖いかもしれません。

じわじわと注目が集まっているのが、水害用シェルターです。

これは普段は庭に置いておいて、ちょっとした別室や倉庫のような形で使います。いざとなったらここに入ると、それがプカプカと水に浮く仕組みとなっているのです。

これでしたら、家ごと流されても浮いていられるので、安全に救助を待つことができる?まぁ運よくどこかにひっかかるかもしれないですしね。

まぁでもよほど広い庭がないと設置は難しいですね。東京民には難しそう。