QUESTIONより
今はスマホで乗り換え案内やナビアプリがすぐ使えるので見知らぬ土地へも行けますがそれでも方向音痴なのでいつも迷子になります。ガラケー時代のミュージシャンは移動とかどうされてましたか?
今はスマホがあればどこへでもいける世の中、本当に便利になったものです。カーナビもそうですが、カーナビやスマホがなかった時代は、いったい世の中の人はどうやって移動していたのでしょうね。想像するだけでも恐ろしい世の中です。
懐かしいアヤックスナビ
昔の機材車のカーナビが性能悪かったのか、どこか調子悪かったのか、全国ツアーで初めてのライブハウスに行くときは彩雨さんのスマホがGPS内臓だったので、それを使って地図アプリで見てましたね。メンバーにはアヤックスナビと言われてました。
たしか、昔はドコモのアプリでもGoogleMapが使えました。でも、今みたいに現在位置をリアルタイムで表示するのは無理だったかも。更新するたびに現在位置が表示される仕組みだった気がしますね。GoogleMapは昔からとても優秀で一方通行表示も細かくでてるので、一方通行の多い大阪などではだいぶ活躍してくれました。
さらに昔はどうしてたっけ?
携帯電話にGPSがついてない時代、もしくは携帯電話自体がないころはどうしてたんだろう。
ちょっと記憶にあるのは、家のパソコンで目的地付近の地図を印刷して持ち歩いたことはありますね。要するに、最寄駅から目的地までの地図さえあればいいわけですからね。何番出口からでてどこを曲がって…などは地図さえあればいけるものです。
そういう意味で、最近は地図を印刷なんてしなくなったものです。そもそも、印刷自体しなくなりましたけどね。
もっとさらに昔はどうしてたの?
各家庭にパソコンがあるような時代は90年代半ば以降です。じゃあ、もっと昔はどうしてたんでしょうね。
もしかしたら、FAXとかで地図を送ってここに来てください、みたいな感じとかですかね。今では手書きで地図なんて書かなくなりましたが、昔はもっと頻繁に地図を書いていたのかも?迷っても携帯もないし、公衆電話で先方に電話するしかないですね。地図だけとってみても、本当に非効率です。
パソコン、スマホとインターネットのおかげでだいぶ便利になりました。
もっともっとさらに昔はどうしてたんだろ?
江戸時代とか明治時代も人は行きかうわけですからね。漫画「るろうに剣心」でも東京から京都まで歩く話がありました。ここは東海道で、ここは中山道で、みたいな記述がありましたが、やっぱりそういう感じで行き来していたのでしょうか。まぁ今でも246を行けば渋谷にでるし、甲州街道を行けば新宿にでるので、そういった道の覚え方が一般的だったのでしょう。住所のシステムも看板などもきっと今よりざっくりしていたでしょうし、特定の場所へピンポイントで向かうのはさぞかし大変だっただろうと思います。
そういう意味では京都のように何条とか何筋という街づくりは、きっと理にかなっていたことでしょう。
海上では方位磁石が役にたったことでしょう。方位磁石については先日授業でしゃべったのですが、中国では指南魚と言われ、時期を帯びた魚のオブジェが南を指す、というものが始まりと言われています。シルクロードのような陸路が発達している中国よりも、それがヨーロッパに伝わり、ヨーロッパ諸国が海路で方位磁石を活用し、大航海時代へと繋がっていきました。
方位磁石ひとつで旅に出たくはないものです。まぁそう考えると、日本地図を歩いて作った伊能忠敬は本当にすごいと思いますね。彩雨さんは方向音痴ですので、今の時代に万歳です。