スーパーマリオブラザーズには幻の9面が存在する話


ファミコンのスーパーマリオブラザーズは、85年に発売され、昨年は35周年ということでゲーム&ウォッチ版も発売され話題になりました。

多くの方はこのスーパーマリオブラザーズをやったことあると思いますが、みなさんもご存じの通り、8面までしかありません。

しかし、幻の9面が存在します。

幻の9面とは

実はこの幻の9面は、80年代の発売当初より噂になっていました。

都市伝説的なもので、どうやっていくのかわからないけど、たしかに存在するというもので、「雷のショックでワープした」という投稿写真が雑誌に掲載されるなど、話題になりました。

その後、この9面に意図的に向かう方法が明らかになります。

この9面に行く方法ですが、少し特殊です。

というのも、ゲームソフトがもう一本必要なんです。

それが「テニス」です。テニスってなんだよと思われそうですが、「テニス」というゲームがあるんです。

興味ある方は検索などで調べてほしいですが、ざっくり流れを説明すると

スーパーマリオブラザーズを起動する

カセットを起動中に引っこ抜く

「テニス」に切り替えて審判が判定を出したら引っこ抜き、マリオに戻す

リセットをして普通に始めると、9面に行くことがある

というものです。

カセット時代のものじゃないとダメなので、他のものでやることはできません。

9面は不思議な空間です。フィールドは1-1っぽいんですが、海中なんですよね。

昔ながらのバグ技

実はこの9面は、意図的なものではありません。

テニスで歩いた歩数が、マリオでは面の数ということになるようで、それがリセットされない状態でマリオを起動することになり、9面スタートに無理やりなってしまう、ということのようです。

とはいえ、このやり方が明らかになる前は、これはそれこそ都市伝説ではないかという見方もありました。

ゲーム起動中に別のソフトに無理やり変えるというのは、今のものではできません。PS1時代まではそんなこともできましたけどね。

ファミコン時代はこういったバグ技を組み合わせ、ドラクエを短い時間でクリアするという技もあります。

つい先日、ドラクエ3を5分台でクリアするという裏技が話題になりました。これも同じように、このカセット入れ替えを利用するバグ技です。

まぁいつの時代もゲームにはある程度のバグ技は存在しますが、現在のゲームはたびたびアップデートされますし、バグが存在する状態で残るというのも、もはや風情ですよね。

ただこういった使い方は、もちろんオフィシャル的に推奨するものではありません。試される方は自己責任でお願いいたします。