新型コロナウイルス、今の段階でもまだ解決する方向へは向かっていません。日本でも感染者が増えていますが、世界的にも広がりつつあります。
1日経てば感染者も増えていく毎日で、それも連日報道され不安も募るばかりですね。
潜伏期間が長い新型コロナウイルス
今回の新型コロナウイルスは潜伏期間が長いです。インフルエンザは長くても3日ほどの潜伏期間に対して、新型コロナウイルスは二週間、最近の報道で24日間なんてのもありましたが、とにかく長いのが特徴です。
長いと困るのは、なかなか発症しないこと。発症しない間に移動をしたり他の人と接触するなどして、どんどん広がっていきます。
これはなかなか厄介です。感染した瞬間に高熱になるような病気であればここまで世界的に広がることもなかったでしょう。
やばいのはこれから
いつぞやのボイスアヤノ.メで、昨日、一昨日の男女限定ライブが中止になる可能性についてお話しました。
1月末からの春節シーズンで観光客も増え、潜伏期間から考えると2月10日あたりからこのバレンタインの時期にかけて国内での発症者が増えることが予想されたからです。
現段階で、新型コロナウイルスによってライブが中止になるという話はでてきていません。しかしCP+という横浜で行われる予定だったカメラのイベントが中止になった他、バルセロナで行わる予定だったMWCというモバイルに関するイベントが中止となりました。
現在日本では中国への渡航歴がない人からも死者が出ています。これは感染者から感染者へとどんどん広がっている証拠でもあります。この潜伏期間の長さから、どこかのタイミングで国内の感染者数が跳ね上がる可能性があります。
東京オリンピックの中止はありえるのか
東京オリンピック中止という言葉がトレンドにあがるなど、世界中から多くの人が集まるイベントへの懸念の声が増えています。
東京マラソンが3月1日にありますが、今のところやる方向で進んでいるようですね。マスクなどの配布もあるそうですが、今後の拡大ペースにもよりますが、3月1日というのも正直微妙な時期かなとは思っています。
東京オリンピックは夏ですので、おそらく落ち着いているかとも思いますが、なによりもまだまだ情報が少ない新型コロナウイルスということで、今後の動き次第では中止になる可能性もありえるのかもしれません。
今回の件は、致死率がどうこう、感染スピードがどうこうというよりも、何よりもよくわからない、ということが一番の不安要素なわけです。
自粛モードになり得る
医学的にどうこう、科学的にどうこうというより、社会全体がイベントに対して自粛モードになっていく動きはありえると思っています。
人が集まる音楽イベントなど、真っ先に自粛対象になり得るでしょうね。
いやいや、そんなことはないだろう、と多くの人は思うでしょう。しかし社会的な不安が高まれば、その考え方も一変します。今回の新型コロナウイルスの騒動は、震災や昨年の台風と同じレベルのものになり得る社会的インパクトがあるということです。
国内の感染者数を今の状態に維持できるのであればそうはならないでしょうが、どうでしょうね。現在は検査対象を絞っていますが、要するに母数が増えればそれだけ感染者も増えるということで、数字上はこれからどんどん増えていきそうな予感も。
これからの動き、見守っていきたいものです。
2020.2.17追記
東京マラソンは一般参加者については出場取りやめになりました。