QUESTIONより:彩雨さんは彼女が整形しててもイケる


QUESTIONより

美容整形に対して日本はあまり寛容的ではないと思います。綺麗になりたいと思うのは当たり前だと思いますがなぜ整形をしたとなると叩かれるのでしょうか??


たしかに、日本は美容整形に対して寛容的ではないかもしれません。整形手術に対して嫌悪感を抱いている人は多いように思えます。芸能人でも、たびたび整形だと話題になる方もいますね。また、男女問わず整形に対して嫌悪感を抱く人が多いような気もしますね。

整形手術は詐欺だ!親からもらった大事な体に…!不細工はブサイクなりによく見せようとするほうがかっこいい!大事なのは顔じゃなく心だ!

なんて言葉をみなさんも聞かれたことはあるのではないでしょうか。

整形大国、日本

2014年のデータですが、美容整形の施術件数はアメリカ、ブラジルについで日本は3位です。実は日本は整形大国だったのです。でもこのデータはしわ消し、脱毛なども含まれているため、メスをいれる手術だけを整形というわけではありません。

ちなみに整形が多い国というと韓国が多いイメージがありますね。実はデータを人口分布でわけると、1000人当たり何件の整形施術があるかがわかります。そうすると韓国は1000人あたり19件となるそうで、世界トップとなるのです。

とはいえ、日本の多くの方が気にしているのはこういったことではなく、メスをいれる整形手術のことを言ってるのもわかっています。

変化を嫌う日本人、変化を好む日本人

アイドルが急に髪を明るくすると嫌悪感を抱くファンの人が多いですよね。また、ヴィジュアル系のように男性がメイクするのを極端に嫌う人もいます。これはタトゥーなんかもそうですね。整形を嫌うのと、なにか同じような流れがあるかなと思っています。

その一方で、スマホのカメラアプリやプリクラのように、明らかな顔の変化を好む文化もあります。一般的なプリクラで目が大きくなったり肌がきれいになったりするのは、多くの方が目の小ささと肌の汚さをコンプレックスに思っているからでしょう。

これは、多くの日本人は自分のコンプレックスを認めた上で変化を希望しつつも、変化を許容できないという、社会と心の矛盾を抱えているということを表しています。

なぜ整形したことを叩くのか、この矛盾が負のエネルギーを生み出し、そのはけ口として嫌悪感や叩くなどの行為となって排出されているのかなと思います。

結論を出しにくい問題

顔にコンプレックスを持っている方もいるでしょう。もし整形手術をすることでコンプレックスがなくなり、表情も豊かになれば手術以上の効果が出ることもありえるでしょう。大事なのは内面だからこその、整形手術もあると思います。

その一方で、やはり偏見もあるので彼氏彼女に昔の写真を見せられず苦しい思いをしている方もおられるかもしれません。せっかく顔のコンプレックスはなくなっても、整形手術をしたということ自体が新たなコンプレックスになってしまうのは残念なことです。

ちなみに、そんな彩雨さんは整形手術に対してそこまで嫌悪感を抱いておらず、彼女が整形手術をしていたとしてもOKなタイプです。とはいえ、多くの方が整形に対して否定的な意見を持っていることも理解してます。

整形に対して彩雨さんの意見は、整形はダメ!とか整形してもいいじゃん!とで考えてしまうから、ますます肯定派と否定派で意見が割れるのかなと思います。結論を出しにくい問題です。

この場合、整形は肯定すべき、否定すべきと二極化して考えるのではなく、整形する人もいればしない人もいる、という社会の多様性をどれだけ受け入れられるかということなのかなと思います。