ドライブレコーダー、かなり普及しましたね。
なにかあったときはこれがある意味最後の命綱のようなものです。
身につけるドライブレコーダー
しかし今や自転車や電動キックボードなどでも同じように事故が起きます。
歩いていたって起きます。
そうなると、やはりいつでもドライブレコーダーが必要だ!
ということで開発されたものなのかなんなのか。
興味深い、身につけるドライブレコーダーについての記事がありました。
首にかけて360度撮影「身に着けるドライブレコーダー」が登場 – ライブドアニュース
なるほど、これ見ただけではカメラとはとても思えませんね。
重さと231gとのことで、現実的な重さですね。
盗撮とは紙一重でもあるけど
そういった意味では、Google Glassを思い出しました。
一般用には販売されませんでしたが、アメリカでは警官が常に着用するそうです。
犯人とやり取りする際、全部録画しておくということです。
重大な情報を逃さないばかりか、警官が不当逮捕していないかもチェックすることができます。
しかしこういった製品も、やり方を間違えたら盗撮にも繋がります。
明らかにスマホを向けて撮ってますアピールすれば盗撮ではないですが、なんか普通に会話しているだけで全部録画されているなんて、ちょっと気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。
車だったらドライブレコーダーということでなんとなく許されている感もありますが、言い方を変えれば後ろから盗撮しているようなものでもあります。
これが車だけではなく日常全てになるのであれば、たしかに事件などに巻き込まれた際、重要な証拠にはなるとは思いますけども。
今後一般発売されるであろうAPPLEのメガネ型デバイスに録画機能があるのかどうか、プライバシーの観点、安全の観点、どうバランスを取って開発をするかでしょうね。
ドライブレコーダーと盗撮の違い
ちなみに、この盗撮というのはなかなか定義が難しいんですよね。
ドライブレコーダーはたしかにたくさんの人や車が写りますが、それは狙ってそれを狙って写しているわけではありませんよね。
例えばドライブレコーダーを誰かの家の玄関につけるとか、そういうことしたら盗撮になるんでしょうが、一般的な使い方をする場合は盗撮になりません。
同じ理屈で言えば、例えばメガネ型のカメラで1日中ずっと録画していても、たしかに多くの人は写りますが、それを狙って写しているわけじゃないので、それだけで盗撮になるかどうか、難しいところです。
盗撮は盗撮罪というものがあるわけではなく、各都道府県による迷惑防止条例にひっかかる形になります。
東京都の場合、警視庁のHPによれば
盗撮とは、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であって、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置することです。
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/keiyaku_horei_kohyo/horei_jorei/meiwaku_jorei.html
とあります。
例えば好みのコンビニ店員がいて、メガネ型デバイスで録画してあとから見る、という行為が盗撮にあたるのかどうか、どうなんでしょうか。これを読むだけではもしかしたら盗撮ではないのかもしれません。
とはいえ、新しいデバイスが登場すれば、こういった部分も変わっていくかもしれませんけども。
ちなみに撮影した映像をYouTubeなどにアップした場合はまた話は別になります。その場合は肖像権、プライバシーの侵害になるケースがあります。
なんか世の中みんなメガネ型デバイスで録画可能みたいになったら、いろいろ問題がでてきそうですね。